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『……ねぇ宿儺。私のこと好き？』
そう聞くと、宿儺の目が見開き私をじっと見て、すぐに口角を三日月に歪めてみせる
「なんだ？ 漸く俺の物になる気になったか」
『はっ？！ ち、違うからね？！ そういえば直接聞いたことないなーって思っただけだからっ！！』
「ふっ、そう恥ずかしがるな。そんなことでいちいち顔を赤くしていては後がもたんぞ？」
ニヤニヤと笑みを浮かべる宿儺に、恥ずかしさからくる怒りが湧いてくる
今すぐに黙って欲しくて、今すぐにその笑みを無くして欲しくて、今すぐに揶揄われるのをやめて欲しくて
私は、感情に任せて大声で口を開いてしまった
『後って何？！ 本っ当に違うから！！ 私まだどっちと付き合うか決めてないし、悠仁みたいな、私を弄らなくて優しい方が好きで
＿＿私に意地悪してくる宿儺なんて嫌いだからっ！！』
言ってからハッとする。つい、怒りに任せて宿儺に酷いことを言ってしまった
急速に頭が冷えていき、ぐるぐると気持ちの悪い感情が頭の中を支配していく中、なんとか声を絞り出す
『あ、……ご、ごめん宿儺。私、ちょっと頭冷やしてくるから先に帰ってていいよ』
ケーキ代のお金を置いて、私は走ってその場から離れる。後ろから私を呼ぶ声が聞こえたが、振り向かずに足を前へと進める
昨日、夜中まで選んだ服は走りづらくて途中で何度も転びそうになる。いつの間にか、目頭が氷を溶かしてしまいそうなほどの熱を帯びていた
目から涙が溢れてくる。頭の中はずっとぐるぐると嫌な感情が渦巻いている
なんで、なんであんなこと言っちゃったんだろう。いつもの弄りにカチンときて、勢いに任せて思ってないことを口走っちゃって
＿＿あれ、思ってないことって宿儺が嫌いってことで……それって、つまり私は…
私は人がいない路地裏にしゃがみ込んでボロボロと涙を流しながら自虐的に笑う
『は、ははっ……今気付くとか馬鹿みたい。もう嫌いって言っちゃったのにさ…』
頭の中を、後悔という感情が支配していく。そんな私に、数人の影が近付いてきていた
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眠民。 - 完結おめでとうございます!!シロツメココロさんの作品を一気見して、一番好きな作品がこれですっっ!!虎杖推しではありますが、普通に宿儺かっこいいんだよなぁ‥。夢主ちゃんは結局どちらを選んだんですかね!?神作品ありがとうございました!!大好きです❤ (11月26日 16時) (
レス) @page30 id: 7e432fa76e (このIDを非表示/違反報告)
シロツメココロ(プロフ) - ナナ宮さん» コメントありがとうございます。まだ虎杖悠仁もあるのでまだ旅立たないでください(笑)。こちらは愛してますよｫ(イケボ) (2022年6月20日 23時) (レス) id: d24c7f43b6 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ宮 - ずぎでずぅぅぅぅ！！！！（泣）ありがどうございまず！！素敵な人生でした…今なら◯ねます、本望です。こんな素晴らしい作品に出会えて幸せっす…！続きめっちゃ楽しみです！更新楽しみに待ってます！ (2022年6月20日 23時) (レス) @page13 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロツメココロ | 作成日時：2022年5月7日 12時
