【呪術廻戦】続・双子に迫られてます。【虎杖悠仁】【両面宿儺】

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映画が始まるのは午前中。羞恥の被害にあった電車から降り映画館に着くと、飲み物などを買い、少し早めに席に座る



本格派ミステリーというのだから、とても楽しみだ。私がルンルンとしていると、宿儺が私をじっと見てくる



『どうしたの宿儺？ 私の顔になんかついてる？』


「……いや。ところでだが、映画内容についてどこまで知っているんだ？」


『えーっと、本格派ミステリーってことぐらいしか知らない。内容はさっぱり……内容知ってなきゃマズイ？』


「そういう訳じゃない。……ふむ、そうか」



勝手に一人で納得した様子の宿儺。昨日の夜に予習でもしておけばよかっただろうか。でも、それにしても妙な反応だ



宿儺の反応が気になって首を傾げていれば、フッと館内が暗くなる。そろそろ映画が始まるようだ



まあ、取り敢えず映画を楽しもう！





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《いや、いやぁぁぁぁっ！！》


『ッ〜〜！！』



スクリーンの中の女性が無惨にも首が切断される。血が飛び散り、切断された所から筋肉と骨が見え、どろどろと血液が溢れていく



え、なにこれ。なにこの猟奇な死に方。いや、殺人事件が起こるくらい知ってたけどさ？ いちいち殺害の瞬間を見せる必要ある？ いや伏線になるのかもだけどさ？



『ヒイッ？！』



切断された首が勢いよくこちらにぶつかる演出。猟奇的でもあり、きちんとホラー要素も注ぎ込んであるのが腹立たしい



ブルーベリー鬼のびびし並みに震えが私を襲ったところで漸く探偵視点に切り替わる



今流れている映画のジャンルは本格派ミステリーである＿＿どこがだ。パニックホラーの間違いじゃないのかふざけるな！！



こんな映画進めるな五条悟この野郎ォォォ！！！！





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