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現在の時刻は11時ちょい過ぎ。私は、固唾を呑みながら無言でとある鉤状の物を凝視していた



『こい、こい……あぁ?! これだからクレーンゲームは嫌いなんだよ!!』


「A下手だなぁ、アームの力弱いから馬鹿正直に掴むのは無理だって」



そう、私はクレーンゲーム__またはUFOキャッチャーをしていた。呼び方の違いはなんだろね?


視線の先にはぬいぐるみ軽そうだしイケると思ったのだが……なんだ? アームは箸より重い物を持ったことないのか? お前はどこかの令嬢か?



眉間に皺を寄せて頬を膨らませていれば、悠仁が「しょうがねぇなぁ…!」と腕まくりをしながら準備体操を始めた



する必要があるかはともかく、やる気は十分の悠仁に後は任せようと台を離れる__はずが、何故か二人羽織のように後ろから包み込まれる



『なぁっ?!』


「しゃあっ、よーく見とけよぉ?」



そのまま私の手も悠仁の大きな手が包み込み、操作していく。悠仁がさっきからアームの位置だかなんだかを話しているが、恥じらいで全く内容が入ってこない



こ、これは素?! わざと?! 待って全く見分けがつかない!!



「ん? どしたの、A……って、あ」



ずっと無言な私を気にかけたのか、悠仁がこちらの顔を覗き込んでくる。そして、途端に顔を真っ赤にした



少し動いただけで額がぶつかりそうになるのだから、漸く悠仁も距離感がバグっていることに気が付いたようだ。これは素だったか……余計にタチが悪い!!



「ご、ごめん。こっちの方が教えやすくて……無意識だった」


『なお悪いわ!! これで二回目だからね!! 早く離れて、早く……ねぇ、離れて? 悠仁? おーい…』



呼びかけるが、不思議なことに悠仁は一向に離れてくれない。嫌な予感がしたところで、悠が私の首筋に顔を埋めてスンスンと匂いを嗅ぎ出した



当然、私は躊躇なく肘打ちをする



「ぐはっ! ご、ごめん。無意識…」


『絶対嘘だろ何でも無意識って言えばすむもんじゃないからなっ!!』





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眠民。 - 完結おめでとうございます!!シロツメココロさんの作品を一気見して、一番好きな作品がこれですっっ!!虎杖推しではありますが、普通に宿儺かっこいいんだよなぁ‥。夢主ちゃんは結局どちらを選んだんですかね!?神作品ありがとうございました!!大好きです❤ (11月26日 16時) (レス) @page30 id: 7e432fa76e (このIDを非表示/違反報告)
シロツメココロ(プロフ) - ナナ宮さん» コメントありがとうございます。まだ虎杖悠仁もあるのでまだ旅立たないでください(笑)。こちらは愛してますよォ(イケボ) (2022年6月20日 23時) (レス) id: d24c7f43b6 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ宮 - ずぎでずぅぅぅぅ!!!!(泣)ありがどうございまず!!素敵な人生でした…今なら◯ねます、本望です。こんな素晴らしい作品に出会えて幸せっす…!続きめっちゃ楽しみです!更新楽しみに待ってます! (2022年6月20日 23時) (レス) @page13 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロツメココロ | 作成日時:2022年5月7日 12時

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