＃１８ ページ19
新幹線の中、出発したにも関わらず殺せんせーがいない。
杉野が疑問の声を漏らしていると、窓から張り付いている殺せんせーが見える。
駅中スウィーツ買ってたら乗り遅れたんだとか。
「殺せんせーとかどうでもいいけどうちエンジェルの隣がよかった。
何で業なの？」
「何、彼氏の隣は嫌な訳？」
「嫌な訳」
即答すると微笑まれた。
目は笑ってないけど。
だいたい私みたいな人が素直に嫌じゃないって言えるわけないやん。
察しろよ。
「あっ！！！
あいつ今我らのマドンナゆっきーにぶつかりやがった！！！！
ちょっ、殴り込みてえけど喋れねぇ！！！
お前行って来いよ男だろ！？」
業からの視線を逃れようと別の場所を見ると、ゆっきーこと有希子が高校生とぶつかってるのが見えた。
相手はロン毛。
私個人的にロン毛嫌い。
あ、渚は別枠。
しかも何か思っきし柄悪そうな奴。
ああ、コミュ症ってもどかしい！！！
業の腕を引っ張りながら叫ぶと面倒臭そうな顔をされた。
「ぶつかっただけでいちいち突っかかってたらキリないし」
「………ああいう高校生から金巻き上げてる奴がよく言ったな、その台詞」
「それとこれは別の話だよ」
「都合のいい奴」
そんな会話をしてたら何時の間にか高校生は何処かに消えていて。
目的の駅までつき、私達は旅館に辿り着く。
命拾いしたなこの野郎。
ちなみに殺せんせーはというと、乗り物酔いでダウンしてる。
でもナイフをかわす体力はあるみたいで腹立たしい。
「どう、神崎さん？
日程表見つかった？」
「…ううん」
そんなカエデ達の会話が聞こえてきて、私はそちらによる。
「ゆっきー日程表なくしたん？」
「うん、確かにバッグに入れてたのに。
…どこかで落としたのかなぁ」
呟くゆっきーに、私は眉を寄せる。
落としたら音に気付く筈だし、もし気付かなかったとしても誰かが見つける筈。
ゆっきーは１人で一番後ろを歩いていた訳ではないだろう。
嫌な胸騒ぎがして、その日はよく眠れなかった。
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えるをん×@×IA(プロフ) - 聖泉りかさん» いえいえ！別に私は大丈夫ですが、たまにそういうことで不快に思って、酷い言葉を投げつける方もいますので、気を付けてくださいね(´д`:)これからも頑張ってください！ (2018年7月14日 22時) (
レス) id: b8e4739678 (このIDを非表示/違反報告)
聖泉りか(プロフ) - えるをん×@×IAさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。私としましては、テンションの意味で使っています。そのような発想に至らなかった事、謝罪いたします。注意書きに書き足しておきますね。 (2018年7月13日 18時) (レス) id: 66d7c12b7d (このIDを非表示/違反報告)
えるをん×@×IA(プロフ) - あと、腐女子や腕フェチ、アニヲタ=変人みたいになってるので、不愉快に思われる方もいるかもしれませんよ。(私は思いません。)気を付けてくださいね(^^: (2018年7月8日 18時) (レス) id: b8e4739678 (このIDを非表示/違反報告)
えるをん×@×IA(プロフ) - 疑問なんですけど、攻め受けではなく、攻受では？(いつも読ませていただいてます！) (2018年7月8日 17時) (レス) id: b8e4739678 (このIDを非表示/違反報告)
聖泉りか(プロフ) - 菜月さん» そうなんですか！？実はこの主人公、頼まれて私の親友をモデルにしているんです。もしかしたら気が合うかもしれませんね！ご自分と重ねて読んでいただけたら嬉しいです。 (2015年12月11日 0時) (レス) id: 57d8f2f616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：聖泉りか | 作成日時：2015年8月3日 23時
