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#235 ページ8

烏間先生がフリーランニングを披露してからというもの、皆の中に変化が現れ始めた。


羨望の眼差し、といえようか。


そりゃまああんなん見せられたらそうなるわな。


「道無き道で行動する体術。
熟練して極めれば…ビルからビルへ忍者のように踏破する事も可能になる」


皆の視線に少しだって得意気にならない烏間先生。


パッと手を離し、地面に着地した。


「だがこれも火薬と同じ。
初心者のうちに高等技術に手を出せば…死にかねない危険なものだ。
この裏山なら地面も柔らかくトレーニングに向いている。
危険な場所や裏山以外で試したり、俺の教えた以上の技術を使う事は厳禁とする。
いいな!」


私達に向かって声を張り上げる烏間先生。


皆は元気よく返事をしていて、やっぱ憧れちゃうよなぁって感じだ。


実際、私もお父さんの見てたバトル系アニメで憧れて始めたんだっけか。


……アニメですけどなにか?


そして、早速始まった訓練。


先ずは基本の受け身から始めるそうで。


私は開始してすぐに烏間先生に呼び出された。


「水崎さんは今の技術が高いから態々俺に教わる事はないだろう。
この時間は皆のサポートに回ってくれ」


「仰せのままに、我が主様」


「ああ、すまない」


「あれっ!?
え、ちょっ……スルー!?」


私の声なんか気にも止めず皆の指導に戻った烏間先生。


なんか日に日に烏間先生のスルースキルが増してる気がするんだけど。


私はぶーぶー文句を垂れながら、皆のサポートにつく事にしたのだった。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:聖泉りか | 作成日時:2015年12月12日 12時

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