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#264 ページ37

さて、皆の名前も決まって始まった訓練。


私は木の上に潜みながら皆の様子を覗く。


「「野球バカ」!!「野球バカ」!!
標的(ターゲット)に動きはあるか!?」


「まだ無しだ「美術ノッポ」。
「堅物」は今一本松の近くに潜んでる」


さて、これだけ聞いて誰かわかるだろうか?


まあ、わかるんだが。


取り敢えず答え合わせは後にして、誰だか推測しながら聞いていただきたいと思う。


……私誰に話しかけてんだろうね。


「「貧乏委員」チームが「堅物」の背後から沢に追いこみ…「ツンデレスナイパー」が狙撃する手はずだ」


貧乏委員チームがアイコンタクトをとって動き始める。


だがしかし、あっさりと間を抜かれてしまった。


「甘いぞ2人!!
包囲の間を抜かれてどうする!!
特に「女たらしクソ野郎」!!
銃は常に撃てる高さに持っておけ!!」


堅物が軽々しい動きで2人から逃れる。


その後影から出てきたキノコディレクターもゆるふわクワガタも、堅物は難なくかわしていった。


ホームベース、へちま、コロコロ上がりと徐々に地上に注意を引きつけ、鷹岡もどきが撃つ。


撃った球は狙い通りとはいかずとも、的には確かに当たっている。


「だが足りない!!
俺に対して命中一発じゃとうてい奴には当たらんぞ!!」


そして続いた毒メガメと永遠の0コンビは容易くかわされ。


次に凛として説教がギャル英語と性別を率いて出る。


背後から距離を保って隙を窺う変態終末期とこのマンガがすごい!!。


退路は中二半が塞ぎ、ギャルゲーの主人公が射撃。


それを見事に板で防ぐ堅物に、私は間髪容れず頭上から。


「「ギャルゲーの主人公」!!
君の狙撃は常に警戒されてると思え!!
「見た目詐欺の腰抜けニート」もだ!!
背の高い木の側に居る限り俺には当てれないぞ!!」


堅物に指摘されるが、そんな事百も承知だ。


最後に決めるのは、決まっている。


「「ジャスティス」!!」


名を呼んだ瞬間、今日の訓練に終わりが告げられた。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:聖泉りか | 作成日時:2015年12月12日 12時

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