【暗殺教室】変人女子の非日常６ (ページ27)

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「大丈夫ですか皆さん！？」

イトナが何らかの形で連れて行かれるのを気配で感じた後、殺せんせーが慌てて私達に問いかける。

若干顔面が溶けてるあたり、私達を気にして回避反応が遅れたのだろう。

「…多分、全員なんとか」

咳き込みながらも、磯貝が代表して答える。

それを聞いた瞬間に、殺せんせーはイトナの元へ急いで向かった。

「うっ、げほ……っはぁ、くっっっそ変なとこっ…………入った……！！」

人一倍、粉末を吸い込んだであろう私。

まあ、叫んだのだから自業自得なのだが。

若干目元に涙を溜める。

「ほんっと馬鹿じゃねーの。
あの状況の中叫ぶ奴がいるかよ」

「うっせぇ……」

溜息をつきながら私の隣に並んだ業は、口悪く言っておきながら私の背中を擦る。

確かに完全に私が悪い。

だがそれは量に関して、だ。

つまりはこう尋ねたい。

何でお前は吸ってないんだと。

そんな事は置いといて、兎に角今はイトナだ。

シロの奴、とことん私等を駒にしてくれたんだ。

倍にしてでも返さないと気が晴れない。

私達はそれぞれの感情を抱きながら殺せんせーの後を追いかけた。