＃５７７ ページ36
触手の種の入ったそれを迷いもなく体内に入れる誇太郎兄ちゃん。
殺せんせーさえ殺せれば命なんてどうでもいいと吐き捨て、その姿は何に例えればいいのだろうか。
血管は異様に浮きで、全身が小刻みに脈を打つ。
「全身でなくとも要所に触手を少しずつ埋め込めば、人間の機能を保ったまま超人になれる」
そう言ったかと思うと、気がつけば殺せんせーの背後まで移動したお兄ちゃんは何やら左目から光を出す。
あれと同じ物を私達は以前に見た事がある。
……糸成が一番初めにE組に来た時だ。
つまりあれは、殺せんせーの動きを鈍らせる。
「無惨に死ねモルモット………愛する生徒に一生の傷が残るように！！」
固まった殺せんせーの隙をついて2代目が攻撃するが、気合でその起動をずらす。
だがそう何度も続けられるような物ではない事くらいは、私達にもわかってしまった。
「……………皆さん、さっきの授業で言い忘れていた事があります」
不安に駆られていると、殺せんせーが不意に私達に声をかける。
色んな感情を織り交ぜて私達は殺せんせーの方を見るが、殺せんせーがこちらを向く余裕は無いようだ。
「いかに巧みに正面戦闘を避けてきた殺し屋でも、人生の中では必ず数度、全力を尽くして戦わねばならない時がある。
先生の場合…それは今です！！」
その言葉が私達に届いたのを合図に……一撃一撃が衝撃波を生む、規格外の戦いが開始された。
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聖泉りか(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます。長い間お待たせしてしまいすみません……。なるべくお待たせしないよう更新頑張りますね！ (2017年10月2日 1時) (
レス) id: de99d9a9ba (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - はじめまして！ユウと申します。続き書かれるんですね！最初から読んだので、続けると聞いて舞い上がってます(笑)色々大変だとは思いますが、無理しない程度に頑張ってください！楽しみにいつまででも待ってます！ (2017年8月26日 11時) (レス) id: 4bbf2597ea (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - いえいえ！続きが読めると聞いて安心しました。自分のペースで頑張って下さい(*^^*)！応援してます！ (2017年8月17日 15時) (レス) id: 438c3a64fb (このIDを非表示/違反報告)
聖泉りか(プロフ) - 琥珀さん» 長い間お返事出来ずすみません、これから少しづつ更新していこうと思っています。また読んでいただけると嬉しいです。 (2017年7月28日 2時) (レス) id: de99d9a9ba (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 更新はしないのですか？？ (2017年2月11日 15時) (レス) id: 438c3a64fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：聖泉りか | 作成日時：2016年10月10日 17時
