＃６ ページ7
「おはようございます」
そう言いなから教室に入った私は、クラスの皆から視線を浴びる。
そして、時刻は午前１１時。
極めつけには初日の登校から１週間程経っていた。
「あら、何だか知らない人が２人も増えてるのね」
黒板前に１人、金髪美女。
私の席の隣に１人、赤髪少年。
これは面白いものを見逃した。
「酷いねー、俺の事は知ってるっしょ、綾ちゃん」
「なんの事かしら」
私が席に着くと、隣から声がかかる。
名前は知っている。
赤羽業。
この学校で、多くの馬鹿に恐怖を与えてくれる存在。
馬鹿達は大きな恐怖には疎いから、こういう存在は大切だ。
「ちょっとアンタ」
今度は金髪美女が私に声をかける。
知ってるよ、貴方の名前も。
「なんですか、イリーナ・イェラビッチ先生？」
そう言うと、イリーナ・イェラビッチは目を見開く。
それから、他の生徒達も。
「何で、私の名前…………」
「さあ、何故でしょうね？」
答えは私が魔女だから。
含みのある笑みで笑っておくと、眉を寄せるイリーナ・イェラビッチ。
貴方には一生わからないと思うけどね。
私の表情から思考が読み取れなかったのか、眉間のしわを更に濃くする。
私はそんな事を気に留めず、ただ悪戯に。
ずっと笑顔を貼り付けていたのだった。
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本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 素敵な作品と出会えて良かったです( ´•̥ ̫ •̥` )いつかカルマside見れたら良いな！ (2023年2月1日 16時) (
レス) @page43 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
♪clover♪ - それから受験お疲れ様でした！ (2016年2月20日 22時) (レス) id: b2a8be354e (このIDを非表示/違反報告)
♪clover♪ - 聖泉りかさん» ありがとうございます！では、楽しみに待ってます！！ (2016年2月20日 22時) (レス) id: b2a8be354e (このIDを非表示/違反報告)
聖泉りか(プロフ) - ♪clover♪さん» コメントありがとうございます。完結まで、短いようで長かったような気がしますw業sideの方は、続編という形で公開します。まだ公開はしていませんが、公開したらお知らせにて追記させていただきます。 (2016年2月20日 14時) (レス) id: d572bffb8b (このIDを非表示/違反報告)
聖泉りか(プロフ) - 莉央さん» コメントありがとうございます。暫く書き溜めて、だいたいの道筋ができたら公開しますので、お待ち頂けると嬉しいです。 (2016年2月20日 14時) (レス) id: d572bffb8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：聖泉りか | 作成日時：2016年1月27日 23時
