【暗殺教室】心の奥に (ページ4)

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＃３ページ4

席についてから私は早速机に突っ伏してねる。

皆近寄りがたいのか、話しかけてくる人はいなかった。

そんな時、

「おはよ～」

と、間延びした声が耳に届いた。

彼だ。

理解した途端に心が弾む。

足音はだんだんこちらに向かってきて、やがて私の隣で足を止めた。

「誰？これ」

その疑問に誰かが答える。

「今日来た転校生だよ」

「ふ～ん？」

彼が踵を返したのを気配で感じ取ったとき、私は勢い良く立ち上がって抱きついた。

「業っ、久しぶりっっ！！！！！」

「っ！雪乃！？」

「うん！」

懐かしい業のにおい。

だいぶ大きくなった業の姿を一旦離れてみる。

随分イケメンさんに育ったもんだね。

「てゆーか、いつ帰ってきたの？
俺聞いてないんだけど？」

「言ってないからね。
帰ってきたのは半月位前」

「結構前じゃん」

信じられないものを見たように固まるクラスメイトと殺せんせー。

…否、殺せんせーの方はだんだんニヤニヤしてきていた。

「おやおや、業君と雪乃さんは知り合いのようですね。
先生、二人の関係が知りたいです。」

明らかに何か企んでる顔してる殺せんせーは一時間目の時間を潰して私への……というより、私達への質問の時間に変えてしまった。