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#27 ページ28

「あのさー、業君やい。
君はいつまで笑っている気かな?」


「いや、だって赤面しながら友達だからって……。
すっげー笑える」


「笑わないでよ!忘れさせてよ!」


昨日のごとく、カエデちゃんと渚君と業と一緒に帰っている私は、先程の出来事を業にからかわれていた。


「そうだよ業くん!笑っちゃダメだよ!
雪乃ちゃんのレアショットだよ!?」


フォローしてるのかわからないフォローをするカエデちゃん。


その右手に握られているスマホには、


「ちょっ!?何時とったのそれ!」


赤面した私が写ってる写メ。


「茅野ちゃんいいの持ってるね。
俺にくれない?その写メ」


「いいよー?」


「よくないよね!?」


必死の抗議の虚しく、業の手元に渡ってしまったそれ。


「渚君、何とか言ってよ!」


「えっ、僕?」


「この写メとったの渚だよ?」


「裏切りおったな貴様ぁ!!」


「あっはは、渚君やるねー」


最後の望みだと思っていた人がまさか黒幕だとは思わなかった。


一頻り騒いでから、山を下りきる。


そこには一台の車が止まっており、それは私のよく知ったものだった。


「雪乃、急遽仕事が入りました。
今すぐ向かうので車に乗ってください」


車の窓を開け淡々とそう告げたのは、マネージャーだ。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:聖泉りか | 作成日時:2015年2月9日 2時

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