【暗殺教室】心の奥に (ページ27)

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隔離校舎に戻ったあと、私は女子全員に囲まれていた。

「うぇーい、可愛い女の子達に囲まれて幸せだぜい。
いいだろう、羨ましいだろう男子共」

「桐谷っっ！！！
悔しいけどめっちゃ羨ましい」

「はっはっは、平伏せ愚民ども」

囲まれた意味もわからないままにふざけていたら、カエデちゃんに

「雪乃ちゃん、集会の時の、すっごくスッキリした！」

と、笑顔でお礼をされた。

集会の時と言えば、業と一緒に怒られた記憶しかない。

それを察したのか、莉桜ちゃんが不細工って言われた時のやつだと教えてくれた。

「ああ、あったね、そんなこと。
無性に腹が立ったのは覚えてるよ？あと、最後の顔。
………さいっこー」

ちなみに、渚君にとってもらった動画は既にお気に入りにしてある。

烏間先生に怒られるほどやった甲斐があったというものだ。

「それに、皆は……その、と、友達………だから。
馬鹿にされたら怒るのは当たり前でしょ？」

女子だけでなく、その場にいた男子もフリーズする。

わかっていますとも。

顔真っ赤なんでしょ。

知ってますよ。

私の反応に一瞬ぽかんとした皆だったが、やがて笑いに変わっていった。

約１名は笑い方の本質が違ったけど。

それでも、クラスに認めてもらえた気がして嬉しかった。