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#24 ページ25

私と業は、山を下りながら作戦を練る。


「…ねえ、2人とも本当にやるの?」


隣の渚君が不安そうに聞いてきた。


皆口に出さなかっただけで、色々心配な面があるらしい。


中には、一緒に楽しそうにしている人もいるが……。


『もちろん』


声をそろえて答えると、苦笑いを返された。


結局、本校舎に着くまでに考えた作戦はこうだ。


まず、私と業は付き合っている設定。


イチャイチャしながら手を繋いで見せびらかすようにして話す。


それを見たE組以外の輩は、必ずいちゃもんをつけてくる。


この時私の顔は見えないように業に隠れておく。


ここぞというときに顔を出して、あとはその場その場で対応していき、反応を楽しむ。


「ゲスい………」


「何かおっしゃいまして?杉野君」


「いや、何も……。
でもさ、顔を隠しておくって相当顔よくないと効果ないだろ?
雪乃は確かにいいと思うけど、それを使われるとなんだかな……」


「歌手は歌唱力だけじゃ話題性に欠けるし、生きてけない仕事よ」


「そんな事暴露すんなよ……」


そうこうしている間に、集会場所に着く。


ここからは、私と業は恋人同士だ。


「携帯準備した?」


「渚君に頼んだ」


「おどしたの間違いじゃない?」


顔には笑顔を貼り付けて、手を繋いで、そんな会話をする。


作戦スタートだ。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:聖泉りか | 作成日時:2015年2月9日 2時

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