【暗殺教室】心の奥に (ページ3)

今日:23 hit、昨日:8 hit、合計:46,423 hit

＃２ページ3

暫く殺せんせーがその場にいない相手に怒っている間、私は先生を観察していた。

もちろん、今後の暗殺に役立てるためだ。

話に聞いていたとおり、本当にうねうねした触手。

まだマッハで動いているところを見たことはないけど、きっと本気で警戒したときは攻撃なんか一切当たらないのだろう。

油断してる今ならあたるかな？

私は、スカートの下に隠していた対先生用BB弾の入った銃を取り出し殺せんせーに向かって放った。

ドロォ

『っ！？』

私の放った弾は見事に触手に当てることに成功。

クラス全体があっけにとられていた。

「案外チョロいね、殺せんせー？」

「今のはいい弾でした。
けど、二発目はあたりませんでしたねぇ？」

殺せんせーの顔に緑の横じまが入る。

完全に舐められてるな。

確かに私は二発目の弾を殺せんせーが移動した瞬間に撃ったが、あっさりチョークではじかれていた。

「近いうちに百発百中になりますよ。
で、私の席はどっちですか？」

「奥田さんの後ろです」

誰だよ。

といいそうになったものの、奥田さんが「私です」と手をあげてくれた。

チラッと隣の席を見て、早く来ないかな、なんて思ったりした。