かき氷のシロップが少し足りない (ページ8)

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最後にみんなでページ8

深澤「てかさーもうすぐ夏祭りだなー」

告白された話を聞いて

結局集中できなくなった俺たち。

『期末テスト終わったらすぐだもんねー。』

渡辺「今年の夏祭りさ、 50回目？とかだから花火上がるらしいよ。」

『まじで？人多いじゃん。』

岩本「ねぇさ、俺思ったんだけど…。

4人で行かね？」

渡辺「まあもしかしたら今年最後かもしれないしなぁ。」

『え！それは嬉しい！

…けど照くん、ももちゃんは？』

なんでAはそんなに他人を気にかけるんだ？

岩本「実はさ、ももが提案したんだよ。

4人で過ごせる最後の夏なら～って。

それに俺らは俺らで別の夏祭り行くし。」

深澤「じゃあ行く？最後に4人で。」

最後って言い方…なんか寂しい。

...............

渡辺「ここってたしか…。」

夏祭りまであと2週間と言ったところ。

担任との面談中に教えてもらった大学。

「ここはね、県外の大学なんだけど。」

渡辺「はぁ。」

「学費も寮費も安いしね、

広いキャンパスでのびのびと勉強できて

何より資格制度に関してここら辺では1番だよ。」

渡辺「へぇ…。」

悪くない、かも。

「今の渡辺の学力ならここも十分狙えると思う。

渡辺の条件に1番あてはまってるし。」

目指して、みるか。