かき氷のシロップが少し足りない (ページ11)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:20,704 hit

金魚すくいページ11

岩本「あ、Aの好きな金魚すくい！」

『もー別にそんな好きじゃないしー(笑)

あ、おじさん2回分で！』

深澤「なるほどな、俺と対決か。」

そんな好きじゃないと言いつつも

ふっかと対戦するA。

なにかと戦いたがるのが俺らとのノリが映った

Aのいいところなのか、悪いところなのか。

『えー！？なんでふっかそんなに取れるの！？』

金魚に夢中になりすぎて袖が濡れてんの気づかないのかな。

渡辺「おいAっ…。」

ふと見た無邪気な笑顔の横顔の美しさに言葉を失った。

あれ、こいつってこんな可愛かったっけ。

いや、可愛かったな。

改めて間近で見たからか。

『あー！負けたぁ。』

深澤「俺様に勝つなど100年早い！」

『くっそ～～！！！次は勝つ！』

その次はいつ来るんだろう。

そんな悲しい考えは見て見ぬ振り。

岩本「てかA、袖濡れちゃってるじゃん。」

『ほんとだぁ…どうしよ。』

岩本「とりあえずポタポタ垂れてるから絞ろ。」

金魚が入った袋を手に持ちながら

浴衣の袖を照に絞ってもらう。

深澤「あーシワになっちゃうかもねぇー。」

『うそ！ままに怒られるかなぁ？』

なんか赤ちゃんみてぇだな。

岩本「たぶんアイロンがけしたら大丈夫だと思うよ。」

『さっすが照くーん！」