甘々イチゴ【すとぷり短編集】

ばか【さとみ】 ページ33

ーAsideー

昼食をすませ、読書でもしようかと
リビングの本棚とにらめっこしていると

ピロンっ

と愉快な音がリビングに響いた

さとみ今からゲームして遊ぼうぜ

Aりょ

またいつもみたいに家来んのかさとみは…
カレカノでゲームオタクとか笑えねぇ…

あと徹夜続いてるからしんどいんだけど。

まぁちょっと家片付けてお菓子でも作るか。


少し家の片付けをしてさとみに連絡する

A今どこにいる?

ピロンっ

さとみもう少しでスーパーの前

さとみ暇人かよ
すぐに返信が来た

Aコーヒー牛乳とお茶と水、買ってきて2リットルのでかいヤツ。

さとみ重いヤツじゃんそれ。。

さとみ買うのはいいけど下まで迎えに来い

Aえ

さとみ重いから

Aりょーかいw

さとみ近くなったら連絡する

彼女に手伝わせるとは…w

ガッツが足りねぇ！！！意地でも運べよ！！

まぁさすがに重そうだから手伝うけど。

それにうちは、
アパートの3階でエレベーターないしね。


クッキーを焼き終え、
睡眠不足の影響でだるい体をソファーに
預けていると

ピロンっ

とまた愉快な音が聞こえた

さとみ下着いた

Aはいよ

鍵を閉めて、すこし小走りしながら
階段に向かう。

なんだかんだ会うのが楽しみだ。


階段から下を除き、

『さとみー！！』

と叫ぶ


｢お、来たか｣


なんて呑気な声が聞こえたのが
なんだか憎たらしくて駆け下りた。


さとみの姿が見え、

やっと会える


と油断したからか、

体が

視点が


くるりと傾いた



そのまま

階段を転げ落ち


さとみの声を聞く前に

意識を失った



｢よぉA……A！？｣

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こりゃあ、寝る前に読むとたまんないやつですね。次の話は寝る前に読みましょう笑

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