第191話 ページ9
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忍side
ムカムカする。
ムシャクシャする。
グルグルする。
吐きそう。
あれから、半ば強引に連れだした星野と一緒に園内を回る。
だが、正直楽しくねえ。
いや、星野と一緒だから楽しくねえとかそんなんじゃねー。
そうじゃねえ。
ただ、このデートは……俺とA……二人のデートだったはず…。
ここにAがいたらきっと楽しかった。
それなのに、Aときたら…トリプルデートだと…！？
昔も一度こんなのあったよな…！？
俺の記憶違いか！？
……はぁ……。
俺は今なにやってんだ…。
どうしていいかわかんねーよ…。
忍「…よし次！！ビッグアレキサンダーマウンテンいくぞ！！」
そんな考えを取り払うかのように、俺は星野を引っ張り、ずんずんと進んでいく。
が、その歩みは星野によって止められる。
爽「ま、待ってください！！せっかくAちゃんとの初デートなのになんで私を連れてくんですか！？」
もう、戻ろうとその細っこい体からどうやったらこんな力が出るんだというくらいの馬鹿力で引っ張られる。
忍「……心配すればいい。…少しはあいつも妬けばいいんだ」
思えば、俺ばかりだった気がする。
いつもいつも、俺ばかりが。
俺よりも伊藤や輝たちの心配ばかりで俺を放っておくあいつには妬くなんて……
忍「……わかってるけどな。あいつは俺の心配はしねえし妬きもしねえって……」
いつもいつも、あいつらの心配ばかり。
あいつらの方が長くいたから当たり前なのか…？
わからねえ。
忍「教えろ…どうしたらお前と輝みたいになれる」
何もわからねえよ…。
忍「俺は、Aに愛されてる自信がない……」
今はきっと、俺ばかりがあいつを好きだから。
爽「……やっぱり戻りましょう忍くん。何があったかわかりませんがAちゃんとお話して二人で解決した方がいいです」
星野はぐいぐいと、俺の服を引っ張って戻ろうとする。
それを振り払うが、星野は断固として譲らなかった。
「どんなに一緒にいたくても、いられない時だってある」と、必死に、言葉を紡ぐ星野の瞳には涙が溜まっていた。
その姿に目を見開く。
一度経験しているからか、妙に説得力がある。
忍「星野…」
そのまま言葉を続ける星野だったが、突如現れた着ぐるみうさぎに突き飛ばされ、俺たちはその場に崩れ落ちた。
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わたたいLOVE(プロフ) - 続き楽しみに待たせていただきますね^_^ (2019年10月26日 19時) (
レス) id: c070367bc2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬成(プロフ) - 俺の愛は前野さんのためにあるさん» えっ、原作お読みになったことないのですか、、！？！それで読んでくださったのはとてもとても嬉しいです；；ぜひぜひ原作も、！続き頑張ります((･･*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: be0b6cc5ae (このIDを非表示/違反報告)
俺の愛は前野さんのためにある(プロフ) - 瀬成さん» 続き気になります！！ドキドキしながら読んでました。原作を読んだことがないので、最初はえっ？どうなるのと思ってましたが無実に結ばれて良かったです。 (2019年1月8日 18時) (レス) id: f58f846224 (このIDを非表示/違反報告)
瀬成(プロフ) - 藍色さん» ありがとう！！！！ガシャガシャしないように頑張るｗｗｗｗｗｗ (2018年6月25日 10時) (レス) id: be0b6cc5ae (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - 続編おめでとうございます！とても楽しみにしておりました！トリプルデートどうなることやらｗｗｗ更新楽しみにしてます！ (2018年6月25日 10時) (レス) id: cd1c5a3e61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬成 | 作成日時：2018年6月25日 0時
