はらぺこきつねに求愛されてます。【宮治】【ハイキュー】

白米 ページ4

「……あ？」




くれんの？とでも言いたげに


口を開けたまま首を傾げた宮。




『……っ！！』




(もうどうにでもなれ！)




目にも止まらぬ速さで


たまご焼きを宮の口の中に放り込んだ。




「んむ」



「…ひゅ〜」




角名がニヤニヤしながら


口笛を吹いた。




『うっさい…！』



照れ隠しに味噌汁を飲むが


羞恥心で味がしない。




「あ、味噌汁めっちゃ美味いで」



「まぁ、俺が作ったからね」




味噌汁を褒めた森に


ドヤ顔を晒す角名。




『豆腐も切れなかった角名くんが？すごーい！』




と煽れば




「…A」




と眉をひそめながらも笑っている。




『ははっ、仕返しー』









「……美味い」




「お、」




『ん？』








ボソリ、と何かを呟いた宮。




「…美味いでA！！」




と思えば突然大声を出した。




『ちょ…たまご焼きぐらいで大袈裟だって…！』



「いや…マジでうまい…永遠に食べれるで…」




と、宮は口を手で抑えて何かを深く考え込んでいる。




「Aの料理大好評じゃん」



『それな』







「………AAさん」









『へ？…は、はい』









「…俺と結婚してください」









『…？』









ん？









今なんて？









私と、宮治が、









,









『結婚！？！？！！』

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