黒に染まる【ハイキュー】【マフィアパロ】

黒い人間 ページ4

あれ?

ここ…何処だ……



身体を起こしてあたりを見渡せば一面コンクリートの壁だ

恐らくここは地下なのだろう

そして重そうな鉄の扉

私の手足には拘束具がついている

ヤバイな

本能が逃げろと叫んでいる

しかし拘束具のせいで身体はこれ以上動かない

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

だめだ外れない

そりゃそうか

そんな簡単に鉄の拘束具を外せるわけがないか、




でも 絶対









　 ここにいちゃいけない

無駄だと分かっていながら

私は必死に手足を力いっぱい動かした

その時

ｶﾞﾁｬﾝ ｷﾞｷﾞ−

重そうな鉄の扉が開いた

クロ?「あらお目覚め?早いねぇ

　 あれならあと数日は目を覚まさないと思ったのに〜」

明らかな殺意に身が竦む

『……ここから…出してください…』

ｷｯと相手を睨んで言った

クロ?「それは無理なお願いだなぁ」

恐怖は怒りに変わる

『なんで…なんでこんなところに連れてきたんですか?!なんで私なんです?!』

クロ?「ん〜なんでだろう」

『…は?』

クロ?「…連れ去って欲しそうにしてたから…なんちゃって！」

『…ｯ!』

鋭い視線に射抜かれそうになる

クロ?「俺、黒尾鉄朗。あんたは？」

さっきとは打って変わって明るいとても胡散臭い笑顔をしている

『……神崎』

黒尾「下の名前は?」

『…A……神崎Aです…』

黒尾「Aちゃん。これからよろしくネ？」

『…は？どういうこと？なんで私とあなたがよろしくするの?』

黒尾「そりゃあAちゃんは俺達の仲間になるから」

『はぁ！？知らない！仲間って何よ!!

誘拐しておいて仲間になれって！？

どういうことよ？！』

黒尾「あーそういや何も教えてなかったな

突然だが俺達はマフィアだ。

お前の触っていた猫いたろ？

あれうちの奴なんだよね」

どういうことだ？あの猫はコイツらが飼っていた子で

コイツはマフィアで……は？マフィア??マフィアｯ！？

黒尾「そうだよ？俺達は音駒マフィアだ。

であの猫は『ちょっとまった!

アンタがマフィアなのは分かった(いやわかってないけど)

なんで私を連れてきたこととあの猫が関係あんの？』

黒尾「さてはAちゃん結構人の話聞かないタイプだね？」

『いいから早く答え(ｺﾞﾘｯ

『……ｯ？！』

こめかみに硬たいものが当たる

とっさに銃を突きつけられたのだと理解する

黒尾「ちょっと黙れ」

脅すような低い声に身体が跳ねた

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