黒に染まる【ハイキュー】【マフィアパロ】

猫 ページ3

まぁそんなことを思っていても当然朝はくるわけで、

『………はぁ』

いっそ目覚めなければよかったのに

なんて思いながら重い身体を起こした



朝の支度を済ませ家を出る



学校は嫌いじゃない

勉強はめんどくさいけど

友達もいるし

先生にも恵まれてると思う

それでもどこか心に穴が空いたようなのは

きっと一番身近な両親からの愛がないからだろう

『あ…猫だ!』

かわいい

撫でようかと近づくと猫の方から近づいてきた

かわいすぎる

思わず頬が緩む

『よーしよし、お前かわいいなぁ』



何分たっただろう

ひとしきり撫でると満足したのか猫は何処かに歩いていった

自由だなぁ





随分長いことなでていたなぁ

急がなきゃ

そう思って立ち上がると後ろに気配を感じた

猫に夢中で気づかなかったが2人の男の人が後ろにいる

これもしかして



ヤバイ奴!?

バッと振り返ると２人の男の人に囲まれていた

変な髪の身長がめちゃめちゃ高い人と

金髪?の私とおんなじくらいの背の人

威圧感がすごい

『……あ…あの、どいてもらえますか…？』

自分でも声が震えているのがわかる

???「え〜どーしよっかな〜」

???「……クロ、もういい？」

クロ?「ちょっと待てって」

え？これほんとにヤバイ…逃げなきゃ!

『あの！学校があるんで！』


走って逃げようとするもあっさり金髪に捕まった


クロ?「おー？ごめんねお嬢ちゃん。ちょっと来てもらうから」

『は？』



その瞬間口に布が当てられた

『んん！？』

これはヤバイ

そう思いとっさに暴れる

???「ちょっと……めんどくさいから暴れないで…」

こいつｯ!私とおんなじぐらいの背のくせに

力が異常に強い

グッと私を押さえている手に力が入る

『…………ん…』

薬でも吸わされたんだろうか

次第に意識が遠のいていくのがわかる

あぁ私もう死ぬのかなぁ

まぁ思い残すこと特にないしな

もうちょっと友達と遊びたかったけど

そういえば今日の給食

揚げパンだっけ……食べ…た……かっ…た……なぁ…………

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