すき。なトコ・・ゆって？(tkxin)すき。シリーズ(５)

＝好きだよ・・８＝ ページ9

「イチャイチャさせて？・・慧。」



慧はオレの腕の中で

トロリとオレを見つめ

「ぅん・・。ねぇ・・ゆうやぁ・・」




「ん？何・・？」

オレは慧の瞳を覗き込む



慧はオレの胸元に、のの字を指で書き

もじもじしてからオレを見つめ


「ゆうやぁ・・
　おれの・・すき。なトコ・・ゆって？」



と、可愛く囁き・・首をコテンと傾げる。





くぅ―――――――っっ。

可愛いな。可愛すぎんなっ。まったくっ。

オレは萌えにやられながら

「・・好きなトコ？」




「ぅん、そぅ。
　ゆうやは、おれのどこすき。？？
　・・やっぱし・・耳・なの？・・耳・・。」





オレは慧をギュゥゥっと抱き締めて

耳元で囁く。

「慧・・。
　オレは慧の好きな所、あげたらキリがない程
　全部好きだよ。オレ、慧が産まれる前から
　ワクワクして待ってたんだぜ？
　眼も好きだし、鼻も唇も頬も好きだ。
　綺麗な手も好きだし・・あげたらキリないだろ？」

そう言って、ペロッと耳を舐め

「ふふ。
　白い柔らかなお尻も好きだぜ。慧。」




慧はオレの胸元をポカッと叩いて

「もぅ。ゆうやのえっちぃ。
　・・んふふ。でも嬉しいぃ・・ゆうや。
　ふふ、おれも、ゆうやのコトすき。
　ぜ〜んぶ、すきぃ。」




オレは慧の唇をじぃーっと見つめる。

慧の“すき。”って言う時の

唇の動きが好き過ぎるから・・

じぃーっと見てたら

慧が何か思い出して

「あ。うふふふふ。」




「どーした？
　何、なんか思い出し笑い？」





慧はまた、オレの胸元に

もじもじと、のの字を指で書いて

「んーん。あのね・・。
　んっと、最近ゆうや・・見るとね。おれ、
　おれね。・・やぶ風に言うと・ね・・んっと
　もんもんとする・・トコあるの・・。」





「えっ・・オ、オレの？？ド、何処？？」




＿＿＿マジか。マジっすかっ？！

け、慧、モンモンすんのかよっっ！！マジか〜＿＿＿＿＿






慧はオレの胸元にコテンと顔を埋め

もじもじ声で囁く。

「ぅんとね・・ゆうやの・・せなか。」



「・・せ、背中？」



うっとりとした瞳でオレの顔を覗き込み

「ぅん。ゆうやの、広いせなか・・。
　・・ゆうやのせなか見てるとね、おれ・・
　うずうずして、ぴょ〜んって・・うふふ。
　抱きつきたくなっちゃうの。んふふ。」

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