すき。・・どんなおれもすき？(tkxin)すき。シリーズ(７)

＝可愛い、可愛い。８＝ ページ8

「お前何言ってんの？
　お前の為じゃねーしっ。ヘンな事ぬかすなっ。」


薮はその光の冷たい態度にも

ニマニマ、ニヤニヤして

「あ〜、いいっ。超イイッ。
　ツンだな、美人なツンだっ。最高だっっ。」

と、大盛り上がり・・。



んで、案の定＿＿＿。



周りに見えない様に、

横っ腹にボディをおみまいされて・・

「くっ＿＿＿。」と痛そうにしている薮の顔を

オレは見ながらクスクスと

「痛そうな割には、顔メチャメチャ、
　ニヤニヤしてんな？マジウケルっ。
　薮、どＭだな。」


「まぁーなっ。」とドヤ顔の薮に光は



「まぁーなじゃねぇーよっ。」

って、軽くチョップしてる。



オレと慧はそんな２人を見て笑って

慧と目が合って「「ふふふ。」」

って２人で笑って＿＿＿＿。





＿＿＿いつもよくあるやり取りに・・

楽しいなぁ〜って思いながら

お、そろそろ・・店の看板見えてくっかな〜って

キョロキョロしてたら、後ろから声掛けられた。




『あのーすみません。』



男の声に、オレ達４人がパッと振り返ると

その男が名刺を差し出しながら


『すみません、わたくしＪＵＭＰ出版の
　“メンズソンソ”のワンコーナーで
　街角お洒落カップルの担当の者なんですが。
　あの〜もしよかったら・・。』



オレ達４人は、その担当と名乗った男を見て

「「「「へぇ？！」」」」

と、声を合わせて言った。



呆気に取られてるオレ達４人に

ニコニコ笑いながら話しを進めていく。



『いやぁ〜〜。美男美女のカップルが２組並んで
　歩いていて、迫力があって凄く目立ってましたよ〜。
　皆さんは、モデル事務所に所属されてますか？』


って、目が合ったオレに問い掛けた



オレは・・「いやぁ・・。してません・・けど・・。」


『そーですかっ！！それでしたら是非、“おしゃカプ”に
　載りませんか？！ねぇ、イケメン２人の可愛い彼女さんと
　綺麗な彼女さんっ？！』


慧と光が話しを振られて

慧は、あわあわ。もじもじ。

「いや・・ぁの・・その。」


『しっかし、可愛いお人形さんみたいな
　彼女さんですねぇ〜。彼氏さんっ。』

って、オレに振って

「ああ、・・ほんとそうなんですー。」



今度は光を見て

『う〜ん、ホントにモデル事務所に所属してないんですか？
　勿体無いっ。年齢は？大学生？う〜んしかし、スタイル
　抜群で美人な彼女さんですねぇ〜、彼氏さんっ。』

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