すき。・・どんなおれもすき？(tkxin)すき。シリーズ(７)

＝可愛い、可愛い。６＝ ページ6

「ん。そーなの。お外で手、つないだり〜
　べたべたしたら、まわりの人に見られちゃうもんねぇ。
　だからね、どーしたもんかなぁ〜って考えて・・」


「考えて・・？？」っとオレ合いの手。


「ん、考えて・・姉さんに〜、そーだんしたのっ。」

って、慧はニッコリ。



「へぇ？！・・は、はるなさんに相談？？」

「うん。」

「え・・どーやって？」

「んっとー、雄也とデートしたいんだけど〜
　どーしたらいーぃ？って。そしたら姉さんが
　いっその事イチャイチャ出来るように〜〜
　女の子になってデートしてみたらってっ。
　ねぇー光。」

「ああ。んで、今日早く集まって・・
　やって貰ったんだ。ほら、爪も＿＿＿＿。
　これつけ爪なんだけど・・。頭の先から
　つま先まで、カンッペキに女子っっ。」




オレと薮は、２人をまじまじと見つめ

「「ほぉ――――。」」って言った。



・・・あ。そーっだ。

「なぁ、慧。」



「んー、なぁに。」


「そんでさ、はるなさんに雄也とデートしたいつって
　・・何か、言われなかったのか？」


「うん、言われたよ〜。
　“へぇーやっと付き合ったんだぁ。”って。」


「ほぉ・・。」

「あ、あとね〜“慧やっと気付いたんだねぇ〜。”
　って姉さんが言ってたよー。」

「つ――――。
　はるなさん気付いてたのかよ〜〜。くぅーっ。
　・・っと。まぁ、それはいいとして・・。
　じゃあさ、デート行こうぜっ。デート♪
　Ｗデートっっ。」




光が不安そうに恥ずかしそうに

「なぁ・・ホントーに、これでオレ外出れる？？
　オレ・・へーき？？」




薮が頭が取れる程、大きく頷いて

「出れるっっ。出れるに決まってんだろっっ。
　超、綺麗で美人で、クールビューティー
　だからっっ！！」



薮の勢いにタジタジしながら

「そ、そうか・・。スゲェ勢いだな・・薮。」



オレも光を、まじまじと見ながら

「光、大丈夫だぜ。ホントモデルみたいだ。
　あ〜ほら、何だっけ？あの女優に似てるよな？
　なぁ、慧。」



「うん、似てるよ〜。
　とってもキレイだよ、光。」



「そ、そっかぁ・・。」



「「よしっ。」」っと言いながら

オレと薮は、ラグから立ち上がって



オレは慧の手をギュッと握って

「じゃあ、行こうぜ〜。慧と、薮と光。
　・・つーか。慧と光って、どっちにも使えて
　便利な。オレだったら、雄子だな、んで・・
　薮は薮子だっっ。」

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