すき。・・どんなおれもすき？(tkxin)すき。シリーズ(７)

＝びっくりした？・２＝ ページ34

「何だそれっっ。」

そう呆れた様に言って

光は肩で、ハァーっとため息をついた。




改札に近付て、人混みの中で

俺はフッと・・・。

「なぁ・・光。」


「何？」


「電車、乗れんならさ・・。」


「ああ。んで？」


「ちょっと、渋谷とから辺行ってさー」


「行って・・何？」


「・・・・・。」


「っだよっ。ウゼェなっ。
　何だよ、薮っっ？！」


「ぬふふ・・。
　ラブホ＿＿＿行かね？」




光は、デッケェ目を見開いて俺を見てから

またデッケェため息深くつき

「・・行かねぇーよ。化粧落ちちゃったら
　直せねぇしっ。・・つーか、お前馬鹿だろ？
　はぁー、まったくっ。」


「チェッ。」


「ちぇっ。じゃねぇーよ。ったく。」


「ん〜、じゃー光。俺んち来いよ。な？
　俺の服貸してやんからさ。それで着替えて
　帰りゃーいいじゃん。な、そーしろよ。」



光は「う〜ん。」って考え中。




・・光ってさ、しっかりしてんけど・・

ちょっと、ぬけてんだよなぁ。

案の定、光は＿＿＿。



「あっ、そっか〜〜。名案〜〜。
　そーしよう〜〜。」



だってさ〜〜。




ふふふふふふ。


俺の服、貸してやるよ。

でも、貸してやる前にさ・・なぁ、光？

なぁ＿＿＿。えろい事・・させて？


なぁ、光？

ぬふふふふ。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





それから電車に乗って、最寄駅に着いて

俺んちまでの帰り道でも

光は気付かずに・・俺んち、到着。



光は、やっぱし何の疑いもせずケロリと

「おっじゃましま〜す。」


「ど〜ぞ。」



光は、勝手知ったるといった感じで

スタスタと上がって２階の俺の部屋に行く。



トントンと階段を上がりながら

「今日は、薮だけ？」


「お〜、親父もお袋も、居ねぇー。」


「ふ〜ん、そっか。よかったー。」


「よかった？」


「ああ、だってさー、おばちゃんに
　この格好見られたら、ハズいじゃん。」



「あー、そーゆう事か。」

２人っきりで良かった〜かと思ったぜっ。チェッ。





光は慣れた感じで、俺の部屋のドアを開け

いつもの様に、パチンっと電気をつけ

「よっと。」って言いながら

ポスンっとベッドに座って

「ふぃ〜〜。
　あ〜、足が少し・・いてぇー。」




足をブラブラさせている光の隣に

腰掛けて、顔を覗き込み

「何、足イテーの？」



「ん〜〜。やっぱり、少しヒールがあったから
　ふくらはぎ、痛いんだよ。」

＝びっくりした？・３＝→←おまけ｢こーたｘひかる｣　＝びっくりした？・１＝

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