すき。・・どんなおれもすき？(tkxin)すき。シリーズ(７)

＝可愛い、可愛い。１＝ ページ1

＿＿＿なぁ、そんな事ってあんのかなっ。

オレは、ムラムラ、悶々。




何故ってさ・・。


慧から可愛いお誘い。

『雄也のお部屋だから・・えっちなちゅーする？』



あ”〜〜〜〜っっ！！

あん時、お袋夜勤だったらなっっ。クソッッ。

オレは我慢して言った。言ったんだ。

『あ、明日。明日しようかな、慧にちゅー。』ってさ。

オレは言った。言ったのにっっ！！




何だよ、何でだよっ？！

次の日の、いや。前の日の夜から

次の日の朝も、昼も、夕方も＿＿＿

部屋でも、学校でも、マスでも＿＿＿



オレ、ムラムラ、悶々してたのにっっ。






なのに＿＿＿＿＿っっ。


夕方、薮達と別れて・・家に帰ったら

出張に行ってる筈の・・親父が居た＿＿＿＿。




入れ違いで、お袋は夜勤だったけどさっ。

家の前で慧にバイバイして

夜、慧の事呼んじゃお〜。なんて甘い妄想しながら

玄関開けて・・嫌な予感。




リビングのドア開けて愕然としてるオレに

親父が言った。


『お〜〜お帰り。久し振りだな、色男。
　ん？？何だよ、久し振りのパパとの再会で
　スゲェーがっかり〜って顔して・・？
　どーした？お土産が無いのがそんなに
　ショックで、がっかりしてんのか？』

ってさ＿＿＿＿＿。





すんだろ、がっかり。

色男の息子の、恋路の邪魔してんだもんさ〜〜。

色男の息子の“息子”の事も考えて欲しいよなっ。



あ〜〜〜〜〜。ダメじゃん。無理じゃん。

親父居たら、イチャイチャ、ラブラブ

できねぇーじゃんっっ。




慧の部屋は無理だし・・。





あぁぁ〜〜〜〜っっ。

溜まる。溜まるなっ。

色んなもんが、溜まるぜっ。


・・っと、ちょっとお下品だったな・・。





はぁ――――。



夜また１１時過ぎに慧に呼ばれて

オレは残念そうに親父居るんだって言ったのに・・

慧は笑顔でニコニコして

『あ、雄也パパ帰ってきたの？
　うふふ。わ〜〜、おれ、会いた〜〜い。』

・・だって＿＿＿。




え？？オ、オレ達の事は？？

イチャイチャは？ちゅーちゅーは？？

“なんだぁ・・えっちできないね・・。
　ん、もう。じゃぁ慧の部屋で・・しょう？”

とかとか・・なぁ。とかとか＿＿＿



ねぇ――のかなぁ――――っっ？！




・・ねぇですよねぇー。・・はぁ。


その日も、次の日も

オレは慧の部屋で寝て・・。

オレ、生き地獄っす＿＿＿＿＿。

＝可愛い、可愛い。２＝→

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