好き。って言えよ・・ほらっ。(ybxhk) すきシリーズ(４)

＝マジか・・３＝ ページ3

「で、きっかけは？？ガキの頃から一緒で
　・・急に意識したりするもんなの？」



光が呆れた声で

「つーか、雄也。
　それお前に言われたくねぇーけどっ。
　お前だってガキの頃・・何なら赤ん坊時から
　一緒なんだろ＿＿＿＿＿？」


光がビシッと雄也に指差して

「じゃあ。雄也は、いつから慧の事
　意識してたんだよっ。聞くんなら
　お前も答えろっっ！」



雄也はケロッとした感じで

「え〜〜〜。オレはもう物心つくか、
　つかない時から、慧の事好きだったからなぁ。
　もう〜何だろな。なんなら生まれる前から・・
　かもしんねぇ・・・。」

と考えて雄也が

「あ、お袋が言ってたんだけど
　まだオレが腹ん中いん時に慧のお袋さんが妊娠して
　・・で、会う度にオレが腹蹴ってたって言ってた。」



光と俺は、雄也を見ながら

「「怖えぇ〜〜〜〜。」」



光が慧に、ひそひそと・・

「なぁ、慧。
　コイツ、マジヤバいぞ。ストーカーだな。
　生まれる前からだぜ？・・怖くね？」



「ふふふ。雄也、面白いねぇ〜。」

と、慧は楽し気に笑っている。



雄也はニヤニヤ慧を見ながら

「んで、オレが産まれて・・
　オレ、生後３か月ぐらいン時に慧が産まれて
　んでさ、お袋と慧のお袋さんが・・
　オレ達２人を逢わせたらしーんだよ。
　そしたら・・・」

と言って、雄也が笑いながら

「お袋・・言ってたんだけど・・
　オレ、ちょ〜ニヤニヤしてたって。」



「え？赤ん坊ってニヤニヤすんの？」と光。



「う〜ん。
　ニヤニヤしてて気持ち悪いってお袋が言ってた。」


「こわっっ！！」と、光がブルッと震えた。



慧はニコニコして

「おれはね、母さんが言ってたよ。
　はじめて雄也に逢った時・・
　産まれて間もなかったのに
　雄也の指を握って、笑ってたって。ふふ。」



光が、しぶ〜い顔をして

「うっわ〜〜。なんだよ。
　その可愛いエピソード、慧らしいな・・。
　な、薮。」


「ホントな。スッゲェ永いな・・・。」



雄也は手を横に振りながら

「いやいや・・。
　好き同士で付き合う時間なら
　薮と光の方が超、なげーじゃん。」




俺は、「う〜ん」と腕組みして考え


「まぁ・・そうだな・・。
　俺は・・ま、中１になって意識し出した
　かもな・・。小６の卒業式で俺、女子に
　告白されてさ＿＿＿＿。
　そんで、何か分かんねぇけど・・
　光とケンカして＿＿＿＿＿＿。」

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