76 ページ36
祐基君はベッドに腰掛けて
私の顔をまじまじと見た
A「や、ちょっとあんまり見ないで」
祐基「福田君と、友達付き合ったんだって?」
A「なんで知ってんの…」
祐基「愛ちゃん、問い詰めた」
A「そ…」
祐基「怒んないの?」
A「いずれ、分かることだし」
祐基「そっか」
会話が止まる
いつもの祐基君のおしゃべりは
どこいったのか
祐基「あー、うんと…Aちゃんなら、すぐ出会いがあるよ」
A「ありがと」
祐基「ごめん、上手いこと言えなくて」
A「ううん。」
祐基「励ましたいのに、いい言葉浮かばない…」
A「あはは」
祐基「あ、笑う?そこ、」
A「ごめ…なんか、笑いが…」
祐基「ほら、もっと笑いな」
祐基君が私の頬をぐいっと上に
持ち上げた
A「ひゃっ」
祐基「変な顔〜」
A「もー!!」
思わず笑っちゃう
辛いことも、泣きたくなることも
どうでもよくなるような
そんな気持ち
祐基君とふいに目が合う
A「祐基君…」
祐基「…うん」
顔が自然と近づく
祐基「わ〜ダメダメ!!」
祐基君が私から離れる
祐基「Aちゃん、弱ってんだから流されちゃダメ」
A「ごめん…」
何してたんだろ。
祐基君は、友達なの、友達
祐基「俺らは、いい友達だもんね」
A「…そだね」
祐基君は保健室の中をぐるぐる
歩き始める
あ、そう言えば、授業は?
A「祐基君、授業は?」
祐基「さぼりー」
A「さぼりって」
祐基「Aちゃんを理由に
さぼってる」
A「わ、ひどい!」
祐基「えへへ〜」
チャイムが鳴る
A「あ、授業終わった」
祐基「俺戻るねー」
A「はーい」
祐基「Aちゃんは?」
A「まだここにいる」
何となく、今日はめんどくさくて
動けない
祐基「じゃね〜」
241人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろく(プロフ) - めるてぃ*さん» いやいや本当のことですから(o´艸`) (2016年12月21日 0時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
めるてぃ*(プロフ) - ろくさん» そんなこと言って言って頂けて光栄です( ; _ ; ) (2016年12月19日 0時) (レス) id: 5f3655955a (このIDを非表示/違反報告)
ろく(プロフ) - めるてぃ*さん» めるてぃさんの作品最高に好きです(o´艸`) (2016年12月16日 18時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
ろく(プロフ) - KTさん» こんな具体的にありがとうございます!!すごくいいです(o´艸`)参考にさせてもらいます〜! (2016年12月15日 22時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
めるてぃ*(プロフ) - ろくさん» 読んでくださったんですか( ; _ ; )嬉しいです( ; _ ; ) (2016年12月15日 22時) (レス) id: 5f3655955a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろく | 作成日時:2016年12月4日 10時