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美咲「A〜お昼行こう」
今日は海君じゃなくて、美咲が
教室に迎えに来た
A「うん」
佑亮と一緒じゃなくていいのって
聞きそうだった
美咲と前みたいに仲良くしたいけど、心の底で拒否してる自分がいる。
美咲「〜でさ、佑亮君がね」
佑亮の話ばっかり
違うんだろうけど、当てつけにしか聞こえない
私は振られてるから佑亮のこと
何も言えないし
佑亮「あ、やっと来た」
美咲「ごめん〜遅かった?」
佑亮「大丈夫だよ」
見るからにお似合い
私なんかより全然、
私は、佑亮と幼なじみって関係が取り上げられたら、きっと何も残らないんだろうな
佑亮みたいなタイプの人間とは
きっと、関わらない
憧れてるだけ。
海君だってそうだ。
私って、結局いい所も何も無いじゃん
海「どうしたの?」
海君が私の顔をのぞき込む
A「へっ?」
思わず顔を上げると
3人が私を見つめていた
A「あ、ちょっと疲れてて」
そろそろこの言い訳も苦しいよね
私疲れっぱなしじゃん
まぁ、そうなんだけど
主に1人で喜んだり、落ち込んだり…苦しんだり
海「無理すんなよ」
海君は私の心を見透かしてる感じがした。
A「…うん」
美咲と佑亮が私を心配そうに
見つめる
私はお昼のパンの袋を開けようとした海君の腕を掴んで立ち上がった
海「え?」
A「お昼、2人で食べて。私と海君あっち行くね!」
そう言い捨てると海君を無理やり引っ張って人の少ない階段まで歩いた
海「ちょっと意味わかんないんだけど…」
A「私も、わかんない」
あの場でいたたまれなくて
逃げたわけじゃない
どうして、あんな事したんだろう
海「佑亮とられちゃうよ」
A「もうとっくにとられてる」
海「諦めた?」
A「まだ、諦められない」
海「ほんと、意味わかんねー」
A「ごめん。迷惑かけてるのはわかってる…」
海「Aちゃんが頼ってくれるのは嬉しい」
A「…海君って誰にでもそういうんでしょ」
つい口から滑り出た
海「Aちゃんだけだって」
リップサービス、わかってるよ
だけど、どこか優越感に浸ってる
あれ、こんなの、私が海君好きみたいじゃん
海「どうしたの」
A「なんでもない」
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ろく(プロフ) - めるてぃ*さん» いやいや本当のことですから(o´艸`) (2016年12月21日 0時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
めるてぃ*(プロフ) - ろくさん» そんなこと言って言って頂けて光栄です( ; _ ; ) (2016年12月19日 0時) (レス) id: 5f3655955a (このIDを非表示/違反報告)
ろく(プロフ) - めるてぃ*さん» めるてぃさんの作品最高に好きです(o´艸`) (2016年12月16日 18時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
ろく(プロフ) - KTさん» こんな具体的にありがとうございます!!すごくいいです(o´艸`)参考にさせてもらいます〜! (2016年12月15日 22時) (レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
めるてぃ*(プロフ) - ろくさん» 読んでくださったんですか( ; _ ; )嬉しいです( ; _ ; ) (2016年12月15日 22時) (レス) id: 5f3655955a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろく | 作成日時:2016年12月4日 10時