好き、好き、大好き2 (ページ24)

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朝、今日は佑亮を迎えに行かない
先に行ってもらった。

生憎、昨日の今日で佑亮と美咲のペアと顔を合わせる図太さはない

A「はぁ…」

ため息しか出ない
このまま距離とったら
佑亮のこと諦められるかな

その前に話せなくなるかも
ゆっくり、家を出る

久しぶりだ、

いつもの集合場所でも足を止めずに通り過ぎる

海「おはよう」

A「…え？」

海「待ってた」

A「なんで…」

会いたくなかった…
昨日の事を思い出すし

海「佑亮と美咲ちゃんに会いたくなかったでしょ」

A「うん…」

海君にも会いたくなかったって…

海「あ、目腫れてる」

A「泣いたから…」

海君から距離をとって歩く
やっぱ、警戒せざるおえない…

て言うか、キスなんてなかった
ように普通なんだけど、

海「え？何？」

A「なんでもない」

海君にとったらキスの一つや二つ
簡単なのか…

海君の後ろをついて歩く
やっぱ、気になる

A「海君」

海「何？」

海君が足を止める

A「どうして、私にキスしたの？」

海「…好きだからだよ」

は…な、何言ってるの？

A「や、えっと…」

海「Aちゃんが、好きだから」

A「冗談やめてよ…」

冗談だって、自分に言い聞かせてるのに、顔が赤くなる
恥ずかしくて、腕で顔を隠す

海「冗談？」

海君が私の腕を掴む

A「っ！」

海「Aちゃん、言ったよね。俺と好きな子の事応援するって」

A「い、言ったけど…」

海「協力してくれないの？」

A「や、ちょっと待って」

海「ん？」

A「海君は、私の事が好きって本当？」

海「うん」

A「…協力って。」

海「Aちゃんが、俺を好きになればいい」

A「な…」

言ってることがはちゃめちゃだよ！

海「ね？」

A「いや、えーと」

海「わ、時間ヤバいじゃん早く行こう」

そ、そういえば登校途中だった…
人通りが少ないとはいえ、
外で何してたんだろ

海君、本当に私の事好きなの？
や、ありえないあんなイケメン
それでも、わずかな可能性に
思考をながしてしまうのは
私の悪いところだ