君のことがスキすぎて。

スキ16 ページ16

ー聡Side−


あれから家に帰り携帯を開いたら


嶺亜からメールが届いていた。


無事帰宅しましたっ(*^^*)

明日は一緒に帰ろうね！


なんか彼氏と彼女みたい(笑)

…なんか嶺亜に会いたくなっちゃった…


｢行くか…｣

一人で呟き家を出る。


俺の家から嶺亜の家までは

だいたい15分くらい。


ーーピンポーン♪


嶺亜の家のインターホンを鳴らす。


｢はーいっ!!｣

と言う声がして出てきた嶺亜のお母さん。


｢あら､聡ちゃんっ｣


｢こんばんはー｣


｢聡ちゃん､身長少し伸びたんじゃない？｣


｢ぼちぼちかな(笑)､嶺亜いる？｣


｢あー､嶺亜ならアイス買いに

コンビニ行ったわよ。もう冬なのにねぇ(笑)｣


そう笑いながら言ったおばさん。


｢そうですかぁ…｣


｢中で待ってたら？｣


そう言われたけど…なんか嫌な予感がする…


｢俺もコンビニ行ってきます｣


そう言ってコンビニへと向かった


公園の前を通ると人影が見えた


……嶺亜？


｢嶺亜っ……？｣


声をかけようとしたけど､ためらった


嶺亜は泣いていたから


目線の先を見ると抱き合っている男女。


男の方は俺らと同じ制服。


…先輩だよな､きっと。


ー君が泣いている理由はあの人にあるの？

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