君のことがスキすぎて。

スキ２ ページ2

ー嶺亜Side−


「おはよー」

教室のドアを開けてそう言う私。


「「「おはよー」」」

こうやって挨拶出来るように

なったってことは少しは進歩してるのかな。


「今日は速いじゃん。」

そう言う幼なじみの聡。


「うるさいなぁ､いつも速いじゃん！」


ハハッと笑う聡。

聡とは幼稚園の頃からずっと一緒で

一緒にバカ騒ぎできる仲


バカなんだけど凄くいい奴。

何だかんだ言っていつも守ってくれるよね。


「嶺亜ちゃん。おはよっ！」


「おはよ､マリくん


笑顔が天使みたいに可愛いマリウスくん。

高校生になってから仲良くなって、

そして､聡の親友。

話すことも凄く可愛いくて…

たまに勘が鋭くて

ドキッとすることもあるけど(笑)」


女の子の友達もいるけど

やっぱり一緒にいて落ち着くのは

この２人といる時だったりする。


「あ､授業始まるね」

そう言って私の前の席に座るマリくん。


「聡も席戻んないと先生来ちゃうよ？」


聡はプーっとほっぺを膨らませて

「もっと嶺亜と話したかったのに」


可愛い(笑)


「はい､はい」

そう言って聡を席に戻らせる。

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