※番外編＿＿＿続き ページ10
.
キスの日だというのに、世間は、会社は、昨日と何一つ変わっていない。
まだ誰も出勤してきていないオフィスで一人思う。
いや、私だって昨日までは知らなかったし何か言えた口ではないんだけど。
変に意識してしまっている様な気がする。
ほら、今だって。
「おはよ」
『はっ！？え、ぁ…先輩…』
出社してきた先輩に声を掛けられただけで、変な声が出てしまった。
「……何変な顔してんの？どうかした？」
『いや、そんな……え！？変な顔してました？』
「ん、なんか……」
考えながら、隣に座る先輩。
あ、と声を上げ。
「……キス待ち顔ってやつ？」
『キス！？』
「うるっさ……、どうした？今日いつも以上に変だぞ」
つい「キス」という言葉に反応してしまった。
今日という日のことを知っていたら、誰だって少しは反応してしまうと思うけれど。
知らないだろうしな。
確かに。普通に考えたら先輩の言う通りただの変な人だ。
あまりの恥ずかしさに私は先輩からPCへ視線をずらしたものの。
また、あ、と声を上げた先輩につられ、視線を向ければ先輩はこちらを向いてニヤついていた。
「そう言えば今日って……キスの日なんだっけ？」
『っ、』
思わず息を呑んでしまう私に、先輩はさらに笑みを深めた。
「何？…もしかして………」
そんなことあるわけないのに。
期待してしまう自分がいる。
「キス、してほしかった？」
その言葉に私はただ顔を赤くし俯くことしかできなかった。
事実その妄想は今朝もうしている。
「そうだな、」と呟き、私を見つめる先輩は一気に私との距離を縮めてきた。
『ちょ、先、ぱっ…』
思わず体を引いた私なんて構わないというように。
先輩に顎を掬い上げられ、て。
＿＿＿ちゅ。
.
ほんっとにすみません！明日続き更新するんで許してください！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 523人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
badendingが好きすぎる人(プロフ) - 本当によかっっっった！！！！これからも頑張ってください。 (1月1日 18時) (
レス) id: bf718d8470 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐(プロフ) - つ、続きを‥‥ｩｯｯｯｯ (11月13日 9時) (レス) @page13 id: 4dd3ea86f3 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - いちごおしちゃん☆さん» 更新のない私の作品をまだ見てくれる人がいる現実に泣きそうです、ってか泣きます……少しずつ更新できたらな、と思っているので、どうぞちょくちょく見に来てください (8月14日 23時) (レス) id: 3811a438d9 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 優しいコメント……また今日から色々と書いていく予定ですので、少し期待していただければな、と思います∠(￣^￣) (8月14日 23時) (レス) id: 3811a438d9 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 菜々さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。嬉しいお言葉、励みになります！更新頑張り……たい！！！です！！！！！！ (8月14日 23時) (レス) id: 3811a438d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひな x他1人 | 作成日時：2022年1月8日 16時
