好きなんです！ 【反応集】【短編集】

誓いのキス ページ5

＊学パロ(キメ学ではないです)
＊高校生な夢主 ♡ 教師な善逸くん

.♡


放課後の教室で、一人の生徒と先生が話している。

「我妻せんせぇー……」
「また振られたの？」
「ばーかばーか。どうせ私に色気なんてないですよーだ」

彼氏……否、元カレに振られて現在傷心中のAです。振られる度にせんせのところへ泣きつきに行きます。

「いい加減男見る目磨けって」
「わかってます……けど」

そう。私は男を見る目が無さすぎる。一人目は体目当て、二人目にはお金を貸したまま音信不通に、三人目には浮気され、今回は面白半分でとのこと。

「我妻せんせが彼氏だったらよかったのに」
「え、俺？」
「我妻せんせって彼女さんいます？」

もう、なんでもいいや。先生なら私のこと、大切にしてくれるかな……？

「いないけど、そういうのよくないからね？」
「もうヤケです。どうにでもなっちゃえ」
「へえ。じゃあさ、試しに付き合ってみる？」
「……っえ、今、付き合っ、え？」

我妻せんせ、試しに付き合うとか言ってた？ え？

「冗談だってば……」
「先生！ 私と付き合ってくたさい！」
「え、話聞いてた？」

せんせなら、私のことを愛してくれそう。

「だから、そういうとこでしょ？」
「ふぇっ！？」

急に、せんせの人差し指が私の唇に触れた。

「いくら俺だからって、油断しすぎ」
「だって、我妻せんせだもん……」

我妻せんせは、私を裏切ったりしないもん。ずっと相談にのってくれたし。

「んっ……」

突然せんせの顔が近づいたと思ったら、きす、されてた。

「だから、そういうとこって言ってんじゃん。俺だって男だし」
「えと、せんせ……？」
「興味ない女の子の相談なんて、いちいち受けませんけど？」

えっ、ちょ、やばい。すき。

「善逸せんせ、好きです」
「ほんとにわかってないでしょ……」
「せんせの本物の彼女にしてください！」
「……卒業したらね」

うっ……。すき。

「卒業したら、お嫁さんがいいです！」
「はいはい、考えとくから」
「本気ですから〜」

我妻A。結構いいんじゃない？

「Aさ、もう他の男なんか見ないでよ？」
「せんせーだって、浮気は許さないです」

オレンジに染まる教室で、私たちは誓いのキスを交わした。


.♡

なんか書きたかったのと違う。泣

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