No.033 ページ35
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あさみ「おはよ〜」
朝、私が目を覚ますともう既にAは起きていて、ベッドに座りぼーっとしていた。
『あ、おはよう、あさみ』
あさみ「どした?」
『…今日、何するか分からないけどさ、自分の今一番気になってる人をね、誘いたいなぁって思って』
あさみ「いいじゃん、誘いなよ」
『でも迷惑じゃないかな、』
あさみ「じゃあ逆に、壱馬くん達から誘われて迷惑って思う?」
『え、思わないよ、思うわけない』
あさみ「きっと夏喜くんもそうだよ」
『…そう、かなぁ、』
あさみ「大丈夫。声、かけてみよ?」
『うん、』
頑張る。と深呼吸をして目を閉じたAに頑張れと心から応援する。
3日目が、───────始まる。
今日も、嫌って言うほど空が青い。
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慎「…“旅のしおり、3日目。”」
リビングにパジャマ姿のメンバーが集まり、3日目の旅のしおりを開いた。
壱馬「もう3日目なんやな、」
慎「早いっすよね、…“今日は、ブルーベリー狩り、桃狩りに行きます。”」
おおおって盛り上がるメンバー達。
慎「“ですが、その2つに行けるのは各1組だけです。男子の中でゲームをしてもらい、勝った人が気になる女子を選んで行けます。行けなかった人達はプラネタリウムに行きます。そして夜はみんなで自由に買って食べてください”ですって」
大樹「えー、いいね、果物狩り」
あさみ「でもプラネタリウムも行きたい笑」
『私桃食べたいなぁ』
あさみ「桃美味しいよね!」
まみ「行きたいなぁ」
めい「え、なんのゲームするの?」
壱馬「ページめくって?」
慎「はい。…え、まじ?」
夏喜「なになに」
慎「…“男子にしてもらうゲームは、タイマーを使い、15秒に近かった人を優勝とするゲームです”」
夏喜「めちゃくちゃ運じゃん…」
なな「難しそう」
よし!と男子たちが目を瞑り深呼吸をする。
Aはただ夏喜の手元を見つめて願うばかり。
女子も男子も真剣に目を瞑り祈る。
そして、
あさみ「よーい、どんっ!」
あさみの一言で始まった。
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s - とっても面白いです!たくさん更新してくださり嬉しいです♪続き楽しみにしてます! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2020年10月23日 13時