■ ページ6
『あっ』
夜中に交代した受付嬢の小指を思い出す。
"推し"が誰かとくっつく所、……見たくね？
……自分が推しのキューピットになれたら最高すぎない？？？
私、天才か？
ばっと立ち上がって気持ちを抑えるべく、家まで走った。
その日を境に私は他の受付嬢との関わりを持とうと決意した。
そんな私の背中を誰かに見られてたなんてわたしは知る由もない。
本部内を歩くと正面入口側の通路からサカズキと鉢合わせた。
｢あのサカズキが朝帰り？こりゃあ今日の天気はマグマだな｣
｢…黙れ｣
｢そんなカリカリしなくてもいいだろ。んで、どんな子とシたの？｣
｢シとらんわ｣
｢なにィ？！じゃあ普通に家に帰っただけかよ！？｣
｢当たり前だ｣
｢つまんねェ〜！｣と喚くオレにサカズキは溜息を吐いた。
｢喧しい｣
サカズキの肩に腕を乗せて、つんつんとほっぺを啄く。
｢実は一人くらい気になる子が居たりするんじゃねェの｣
｢やかま、……｣
｢…どした？｣
｢……｣
急に立ち止まったそいつの顔を覗き込む
｢おいおい！お前まさか｣
｢……っ！｣
あの顔面石像のサカズキの顔が赤くな(ガシャンｯ)
サカズキの肘で顔面を破壊され、俺はそのまま床に尻もちをついたが気にせずズカズカと歩みを進め、廊下を進んで行ったサカズキに顔面が再生される中で本当に今日はマグマが降るなと確信した。
カツカツと早歩きで本部内を歩む。
下っ端海兵の挨拶も無視してズカズカと己のオフィスに向かった。
くそくそくそ……っ！
クザンなんぞの言葉に惑わされる日が来るなんて
あの時、とある女の顔が浮かんでしまった事実に無意識にギリッと歯軋りをする。
バクバクと身体に響く音が鬱陶しい。
さっさと鳴り止まんかい
心臓発作
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あゆ(プロフ) - サカズキさん推しなので凄く嬉しいです。サカズキさんはあまり人気がなく小説も殆どが更新停止が多いので貴方様の小説を見つけた時はすごく嬉しくて毎日最低一回は読ませてもらってます。ずっとずっと応援してます。ゆっくりでいいのでこれからも更新頑張ってください！ (2021年1月25日 15時) (
レス) id: e50713e1b7 (このIDを非表示/違反報告)
Marubox(プロフ) - あゆみさん» コメントありがとうございます。空いた期間がある中、待って頂けているなんて嬉しいです!!!神出鬼没の不定期更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (2021年1月12日 22時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - 更新をずっと待っていました！！Maruboxさんの小説大好きです。これからも更新頑張ってください、応援しています！ (2021年1月12日 1時) (レス) id: b1aca0bc48 (このIDを非表示/違反報告)
Marubox(プロフ) - リリアさん» コメントありがとうございます。私の作品を癒しにして頂けるとは！テストですか、ほほぅ……You belong to me.の方でリク頂ければご褒美になるかは分かりませんが宜しければどうぞ！更新もちまちま頑張ります！ (2020年9月2日 19時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - あーー！！更新をずっと待っていました！！テストが近くてどうにか癒しが欲しい時に来たこの更新、嬉しすぎて叫び出しそうです！！これからも更新頑張ってください！！ (2020年9月2日 18時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Marubox | 作者ホームページ：https://twitter.com/maru_kibun
作成日時：2020年7月27日 14時
