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それからは、もうあっという間で。
たぶんわたしたちの間合いは決まってしまった。
1番近いけれど、それでも踏み込んではいけない領域をちゃんと守っている。
そんな感じで。
そのくせ、お互い以外を寄せ付けないような雰囲気を作ってしまっていたのか
他には特別親しい友だちもできなくて、わたしたちはいつも一緒にいた。
そして、気づけば冬が来ていて修学旅行が迫っていた。
進学校とは言え、高校生活3年間の中でも1番大きなイベントを1年生で終えてしまうなんて
ちょっとペース配分アホちゃう？って永瀬は笑っていた。
班決めの日、わたしたちは当然お互い以外に適当な友だちなんていなくて
無理矢理男女2人ずつの班にくっついて6人班に入れられた。
4泊5日の台湾旅行って私立のくせにケチやな〜と永瀬は高校に不満を漏らしながら
2×3で向き合った机の、わたしの正面でペン回しをしていた。
わたしと永瀬以外の4人は、行きたいところをどんどんピックアップして
自由行動のルートを決めていた。
机はくっついているのに、見えない境界線が「彼ら」と「わたしたち」を分離していた。
現地に来てからも、それは同じで。
1日目のクラスでの見学が終わってから部屋に戻っても、
わたしと同室のふたりは「遊びに行ってくるね」と言ってどこかに行ってしまった。
LINEを見れば、永瀬から『ひま』という2文字だけのメッセージ。
『日本の番組見れるチャンネルあるよ』と、送れば
『わからん』と4文字。
リモコンの写真に赤い丸を付けてチャンネルのボタンを示した画像を送ると、
『今からそっち行くわ』と、画像と全くかみ合わない9文字が届いていた。
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夜木(プロフ) - いむさん» ご丁寧にありがとうございますw一気読みお疲れさまでした！珍しくあまりボケずに書いたので気に入って頂けて良かったです( ;∀;)(by生きてる紫耀くんメインが完結しない平野担) (2020年11月17日 22時) (
レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
いむ(プロフ) - 夜分遅くに失礼致します。一気読みして大号泣しました。物語でこんなに泣いたのは初めてだと思います。それくらい、心に響く作品でした。ありがとうございました！ (2020年11月17日 2時) (レス) id: 1eeed365fd (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - れおさん» れおさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！！！ (2020年6月13日 13時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - コメント失礼します。めちゃ涙腺崩壊でした。紫耀くんが優しさの塊で…切なさもありつつ、感動もあって最高でした！！何回も読み直してます笑 (2020年6月13日 9時) (レス) id: ad2f82eb65 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - HARUさん» HARUさん、ありがとうございます！コメントとても嬉しいです！途中かなり放置してしまったのに最後までお付き合いいただき幸甚の至りでございます。笑 HARUさんのヤンデレ海ちゃん、楽しみにしております！無理なさらず頑張ってください(*^^*) (2020年5月27日 12時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜木 | 作成日時：2020年4月1日 1時
