No.060 ページ13
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あさみは立ち上がり、真剣な顔をし、北人の所へと向かう。
あさみ｢…北人、お話、しよ？｣
北人｢…うん。｣
そして北人はさっきななに言われたことをあさみに伝える。
北人｢…って、言われたんだよね、｣
あさみ｢私も、大樹くんに言われた。｣
北人｢あさみも？｣
あさみ｢北人とAとばっかじゃなくて、周り見てって｣
北人｢…そっか、｣
あさみ｢私は、変わらないよ。｣
北人｢え？｣
あさみ｢変わらないから。だから、少しだけ、視野広げてみようよ｣
北人｢何、言って、｣
北人の目が見開かれ、途端泣きそうになる。
だけどあさみは北人を見ずに淡々と伝えた。
あさみ｢これだけは覚えておいて。…私は初めて会った時から吉野北人一択だからね。｣
北人｢あさみ、｣
あさみ｢じゃ、また｣
《井上:うわ、これ切ないな》
《Niki:北人くん泣きそう》
あさみ｢っ、｣
北人から見えなくなった影で立ち止まり俯き肩を震わせ始めたあさみ。
そんなあさみにスタッフが声をかける。
｢…大丈夫？｣
あさみ｢ちょっと、自分勝手すぎました、｣
顔をあげないあさみは下を向いたまま話を続けた。
あさみ｢北人って決めてて…はぁ、私、一番最初のじゃんけんで負ければよかった、｣
そしたらカップルになれて一緒に過ごせたのに。そう呟いたあさみが顔を上げると涙で頬を濡らしていた。
あさみ｢悔しい、怖い、｣
｢怖い？｣
あさみ｢視野広げようって言ったけど、もし北人が他の人のこと、好きになったら、…怖い、｣
あさみが立ち去った後、北人は涙を滲ませながらぼーっとする。
北人｢…どうすれば、よかったんですかね、｣
｢…大丈夫？｣
北人｢あさみがああいう風に言ったってことは、俺以外に気になる人がいるってことなんですかね｣
《鷲尾:あー、そういう風に捉えちゃったんだ…》
《Niki:難しいですね、》
北人｢っ、そんなの、絶対嫌だ…｣
｢どうするの？｣
北人｢それは決まってます｣
｢え？｣
北人｢視野広げてって言われたけど、俺はあさみしか見れないから、あさみに話しかけます。｣
───────────恋の神様は、時に意地悪だ
たくさんの思いが交差する4日目が終わり、5日目が、すぐそこまでやってきている。
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みー - 更新楽しみにしてます！夏喜とむすばれてほしいです！頑張ってください！ (2020年11月24日 16時) (
レス) id: eb7449c30b (このIDを非表示/違反報告)
來花(プロフ) - いつも更新楽しみしにしています！夏喜くんと結ばれて欲しいと思ってます！ (2020年11月15日 16時) (レス) id: 7742aa0a22 (このIDを非表示/違反報告)
m - はじめてまして!この作品面白くて一気読みしてしまいました!ラベンさんの作品大好きです!これからも更新楽しみに待ってます!お身体に気をつけて頑張ってください! (2020年11月14日 19時) (レス) id: 0d36002f7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 壱馬くんが報われて欲しいです！！続きが気になります！！ (2020年11月12日 17時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
mako - 続き気になる、、頑張ってください (2020年11月11日 21時) (レス) id: 8eecc39748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2020年10月28日 13時
