６０° ページ10
side : Takanori
．
．
剛「あ、亜嵐！」
ジムにいた亜嵐に声をかける
亜「岩さん、どうかしました？」
剛「これ。」
Aから預かったパスケースを渡すと驚いた顔をした亜嵐。
亜「なんで岩さんが…？」
剛「これ拾ってくれた子、彼女だから」
亜「マジすか？」
知らなかったんだ。
俺とAのこと
剛「最近、GENE忙しい？」
亜「はい。テレビ番組にも沢山呼んでいただいて、大変ですけど充実してます！」
剛「そっかそっか、頑張ってな。」
亜嵐の肩をポンと叩いて部屋を出て行こうとすると
亜「あの、岩さん！」
呼び止められた
剛「ん？」
亜「俺、諦めませんから。
Aちゃんに一目惚れしたんです。
たとえ相手が岩さんだろうと、諦めません」
剛「…Aは渡さねえから」
笑ってそう言うと、亜嵐も笑った
「その方が燃えます」だってさ。
じゃあな、と声をかけてドアを開ける。
…厄介な敵が増えたなぁ
ただでさえ ” 臣さん ” という強敵がいるのに。
この前も、結構ヤバかったし。
…もし、臣さんがAに好きと伝えても、Aは俺を選ぶだろう。
Aが優しいから。
きっと、臣さんとの未来より俺のことを考える。
それは、嬉しいけど、なんか違う。
同情じゃなくて、
Aが臣さんより俺といたいって心から思ってもらえるようにならないと。
…誰にも渡さない
亜嵐にも
臣さんにも
．
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1222人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾊﾞﾝﾘ。(プロフ) - いえいえ！ 忙しいのはお互いなんですから！ ですよね、、テスト多いし(･･; はい！！ (2017年7月1日 18時) (
レス) id: ed18e1cfc2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾞﾝﾘ。(プロフ) - いつも更新されて「更新してる！」ってすっごい嬉しくなってから読みます笑 このお話めっちゃ好きです！！ 私も受験生なので、忙しい気持ちすごいわかります。 更新する暇ないですよね、私もなんです。笑 お互い更新と受験生頑張りましょうね！ (2017年7月1日 11時) (レス) id: ed18e1cfc2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まあむ
| 作成日時：2017年3月6日 17時
