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「ねえ、佐久間は普段なにしてんの？」
一通り食べ終わったとこを見計らって聞いてみる。
いつも夜にこの公園でジャージ姿の佐久間しか知らないから。
ダンスが凄く上手だからダンサーとか、ダンス講師とか思ってみたけど違うかったし。
「なに、とは？」
「んー、だから仕事とか？」
ご馳走さま。と両手を合わせ割り箸をポキッと折ってゴミを纏める佐久間。
「普通に働いてるよー。朝8時半から17時まで雇われ社員ですわ」
「そのあと此処に？」
「そそ。そういうことです」
なんだろうな。
なんか歯切れ悪い気がする。
あまり聞かれたくないんだろうか。
「そういうAは？ バイトって言ってたけど、もしかしてこれ？」
「うん、お弁当屋。そこを真っ直ぐ行って角を曲がったらあるの」
「ふえー近いじゃん。美味かったから今度買いに行くわ」
「ありがとう」
お腹も満たしたことだしって、最後にもうひと踊りしてから帰るかって。
私の知らない外国の曲をかけ、リズムに乗って華麗に舞う。
ああ、やっぱりかっこいい。
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気付けばいつだってそうだった。
私は一目惚れ体質なのか、好きになる人はいつだって急に現れる。
タイプはバラバラだけど、好きって感じてから相手を知っていくんだ。
学生時代から好きになると一直線で、もう好き好きアピールをして相手から告白されるのを今か今かと待ってた私。
そんな私が今気になるのは、この男。
「3.153円になりま、ええっ？！」
「あ、」
「さ、佐久間？」
もうひとつ私は掛け持ちでバイトをしていて、お弁当屋の他に本屋でも働いているんだけど、まさかこんなところでお会いするとはね。
佐久間は「あちゃー」的な苦笑いを浮かべ、お金を渡してきた。
「とりあえずお会計して」
「……っあ！ えっと、お釣りは＿＿」
ボケーッとしていた私を起こしたのは、落ち着いた低いトーンの佐久間の声だった。
いつもと違う、スーツ姿の佐久間に
「ギャップありすぎでしょ……」
煩くドキドキと鳴る心臓のせいで、きっと私の寿命は縮んだに違いない。
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ゆきんこ(プロフ) - ゆんさん» ゆん様、こちらにもコメント有難うございます！とっても嬉しいです(^-^)私が好きな彼を妄想して書かせてもらってますので、それで気に入って下さると本当に嬉しいです！おまげで、しっかり読んでもらえて幸せです☆有難うございました(o^-^) (2021年4月16日 21時) (
レス) id: 4eb798e005 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 続けてコメント失礼します...！作者様が作り出す桃さんが本当に素敵で、読んでいてずっと胸がぎゅっとなってました。ハラハラもしましたが、最後ちゃんと幸せを掴めて良かったです（；＿；）あと最後のおまけでまた泣きました（笑） (2021年4月16日 21時) (レス) id: 9b672a5393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - せいなさん» せいな様、その初めてを私に下さり有難うございます！嬉しいです！泣いてくださるほど感情に入り込めた事更に嬉しい。こちらこそ見つけて下さり、そして読んで下さり、コメント下さり有難うございました(^^) (2021年4月8日 8時) (レス) id: 4af061861f (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 初めまして。感想なんてはじめて書きます。笑こんなに泣いた小説ははじめてでした。すっごい感動しました。素敵な作品を作っていただき、ありがとうございます。この作品大好きです。 (2021年4月8日 0時) (レス) id: 6e9aa29fb4 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - 雪の王子様さん» こちらにも有難うございます！お付き合いしてると錯覚してもらえるなんて、凄い褒め言葉です！嬉しい（泣）素敵なコメントほんとに有難うございました！ (2020年10月7日 13時) (レス) id: e8f02d2b5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆ゆきんこ☆
| 作成日時：2020年9月11日 12時
