340：笑顔の小悪魔 ページ47
「同じような思い出…?」
GC「うんっ、バロヒョンも保健室で寝てる子に
キスした事あるんだって!!
ファーストキスの思い出だって言ってた」
「へ、へぇー…」
それって…まさか私の事…?
GC「同級生だったんでしょ?
2人とも似たような思い出があるって凄いよね!!」
「ほ、本当…すごい偶然だね…」
GC「もしかして…バロヒョンのキスは
Aヌナとの思い出だったりして…」
「えっ……」
浮気を追及されているかの様な感覚に陥って固まる私に、
「なーんて!!そんなわけないか!!」と笑いながら去って行ったゴンチャン君。
冗談だったとしてもあまりにも危う過ぎる言葉に私は唖然としながら冷や汗をかいていた。
一瞬バロとの事だってバレたのかと思ったし、
適当に言ってみただけみたいだけど本当にシャレになんないよ…
ゴンチャン君って可愛い顔してるけど、本当は一番敵にしちゃいけないタイプかも…
「気をつけなきゃ…」
JN「何に気をつけるの?」
「えっ?あっ、ジニョンさんっ!!」
いつの間にかジニョンさんが控え室に居て、
その後ろからは他のメンバーも次々と中に入ってくる
JN「おはよう、何かあったの?」
「い、いえ別に!!…えっと、衣装!!
衣装を汚さないように気をつけなきゃって」
苦し紛れにそう言った私を見てクスクスと笑ってるジニョンさん
「そ、そうだジニョンさん…
昨日話した事、皆にも話したんですか?」
JN「ん?昨日話した事?」
「だ、だから…その…
私がおでこにキスされたっていう…」
JN「あっ…ごめん…2人で何してたんだって
しつこく聞いてくるからつい…」
「もうっ…恥ずかしいから
あまり言わないで下さい…」
JN「本当ごめん…これからは
あんまり言わないようにするよ」
「そうして下さい」
じゃないと生きた心地がしないとため息をつく私を見て、
「…怒ってる?」とジニョンさんは不安そうに首をかしげた
「…え?そんな、別に怒ってなんていませんよ、
ただちょっと恥ずかしいだけです」
JN「良かった…今度から気をつけるね」
私が怒ったのかと心配するジニョンさんがあまりにも可愛くて笑うと、
「結構反省してるんだよ」と言いながら皆には気づかれないよう私の手を握るジニョンさん。
それが誰かに見られてしまわないかと私はただドキドキしていた…
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作者名：のん | 作成日時：2017年4月8日 21時
