339：瓜二つな思い出 ページ46
GC「おはようございまーす」
「あっ、おはようゴンチャン君」
皆の控え室のハンガーラックに今日の衣装をかけていると、
1番に部屋に入って来たゴンチャン君と目が合った。
そしていつも通り挨拶を交わした後、
カバンを下ろすとすぐになぜか私の所へやって来たゴンチャン君
GC「ヌナぁ…昨日はごめんなさい…」
「…ん?なにが?」
あまりにも突然の事に驚いて手を止めてしまった私。
何の事を謝られてるのかよく分からないけれど、
しょんぼりしてるゴンチャン君がとても可愛く見えてニヤけそうな顔を整えた
GC「昨日電話したのは僕じゃないから…」
「あぁ、その事か！フフッ大丈夫だよ、
ちゃんと分かってるから」
GC「せっかくヒョンと2人きりだったのに、
邪魔してごめんなさい…」
「そんな事気にしないで、
私は全然気にしてないから。
昨日の事はサンドゥルが原因だし、
ゴンチャン君が謝る事じゃないよ」
そんな私の言葉にゴンチャン君は「良かったぁ…」と胸を撫で下ろしていて、
本当に安心した様子でやっと笑顔を見せてくれた。
別に気にする事でもないし、そもそもゴンチャン君は何も悪くないのに気にしてくれてたなんて、
本当になんて良い子なんだろう…
GC「あ、そういえば…
ヌナのファーストキスはいつだったの?」
「…え?」
GC「昨日ヒョンが言ってたんだ、
結局ヌナのファーストキスがいつだったか
聞けなかったって」
「それでいつだったの?」なんて聞いてくるゴンチャン君に引きつる私の顔。
出来ればノーコメントでこの場を去りたいのに、
駄々をこねるように私の腕をフリフリしながら聞いて来るゴンチャン君から逃れられずに居た
「いやっ…それはちょっと…
いきなりこの場では言いにくいっていうか…」
GC「うーん、そっか…まぁいいや。
僕が先に聞いたなんて知られたら
ヒョンに怒られちゃいそうだし」
「え…あぁ、うん…そうだね」
GC「でも保健室でおでこにキスされたのが
思い出なんて凄く良いなぁ…」
「き、聞いたの!?その話し…」
GC「うんっ、凄く素敵で羨ましい…
僕もそういう思い出欲しいんだぁ」
「う、羨ましいって程の事じゃ…」
GC「でもバロヒョンもヌナと同じような
思い出があるって言ってたよ!!」
「え…?」
同じような思い出って…それってどういう事だろう…
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作者名：のん | 作成日時：2017年4月8日 21時
