335：疑心暗鬼 ページ42
-ジニョンside-
GC「おでこにキスって?」
JN「なんか…昔、保健室で寝てる時に
おでこにキスされた事があるみたいで、
ファーストキスよりもその時の方が
記憶に残ってるって言ってた…」
CN「へー…きっと大事な思い出なんだろうね」
JN「うん…そうみたい、
思い出して顔真っ赤にしてたし…」
SD「えーそれっていつの話し!?
小学生?中学生??高校生!?」
JN「さぁ…そこまでは聞かなかったから」
サンドゥルに聞かれて気付いた、
言われてみれば昔っていうだけでいつの話しなのか聞いてないなって…
少しはAちゃんの事を知れた様な気がしたけど、結局僕はまだ何も分かってないみたいだ
SD「なんだぁ!!中学の頃なら
僕が知ってるヤツが相手かと思ったのに」
CN「うーん、でもさ
おでこにキスだから小学生じゃない?」
SD「あー、そっか！」
なんて皆が思い思いな発言をする中、
何かに気づいた様に話し始めたチャニの言葉に僕は反応した
GC「ねぇ!!でもその話しって
なんかバロヒョンの話しと似てない?」
JN「え?」
GC「ねぇバロヒョン、ヒョンも中学の時に
保健室で寝てる子にキスしたのが
ファーストキスだって話してたよね?」
BR「え……まぁ…そうだけど…」
GC「やっぱりー!!似てると思った」
チャニの問いに歯切れ悪く答えたバロ。
それを聞いて僕の頭には“まさか”な考えが浮かんでいた…
でも…まさかはまさかに過ぎなくて、
ただちょっと似たような経験をしただけだってそう自分に言い聞かせた
GC「あっ、でも違うか…
バロヒョンはファーストキスだから
おでこじゃなくて唇にしたんだもんね?」
BR「えっ?…あ、当たり前だろ」
SD「中学の時彼女居なかったくせに!!
いつキスなんてしたんだよ!!」
BR「う、煩いな…お前が知らないだけで
モテてたんだから仕方ないだろ」
JN「バロは沢山の女の子泣かせてそうだな」
SD「本当だよっ!!バロに振られて
何人の子が泣いて去っていったか…」
そう言って泣きまねをするサンドゥルによしよしと頭をなでるチャニ
GC「バロヒョン…
女の子を泣かせちゃダメだよ?」
BR「泣かせてないっつうの…」
JN「ハハッ…」
やっぱり僕の心配事はただの思い過ごしで済みそうだ。
…たいだい、そんな事あるわけない。そんな“まさか”があるわけないんだ…
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作者名：のん | 作成日時：2017年4月8日 21時
