334：初キスより特別なキス ページ41
-ジニョンside-
JN「ただいまぁ…」
SD「ヒョンおかえり〜!!」
玄関を入るとすぐ待ち構えていたかのように飛び掛って来たサンドゥル
JN「おかえりじゃないよ…本当…」
抱きつかれたままサンドゥルを引きずってリビングへ行くと一斉にこっちを見る3人。
怒られないかと不安そうな顔に可哀想だと憐れむ顔、僕を見る表情は様々だ
GC「お、おかえりヒョン…あのねっ
僕はやめた方がいいって言ったんだけどね、
でもサンドゥルヒョンがどうしてもって…」
JN「うん、分かってるよ」
CN「悪いなジニョン、止められなくて」
JN「こいつを止められるヤツはいないよ」
そう言ってまだ僕から離れないサンドゥルの頭をコブシでグリグリすると
「痛い〜やめてよ〜!!」と逃げて行き、
その後ろ姿を眺めながらため息をつき「はぁ…せっかく良い感じだったのにな…」と
呟きながら座ると隣に居たバロと目が合った
BR「電話出なきゃ良かったのに」
JN「うん…そうだけど、
Aちゃんが出た方がいいって言うからさ」
BR「ふーん…」
GC「で、今日はどうだったのヒョン」
バロの後ろからひょっこり顔を出しキラキラと目を輝かせて聞いてくるチャニ。
その後ろにはシヌもサンドゥルも居て、皆僕の話しに興味津々らしい
JN「どうって別に…」
CN「2人で居たのに別にって事はないだろ」
SD「そうだよ!!2人っきりだったのに!!」
JN「何言ってんだよ、お前のせいだろサンドゥル。
いい所だったのに帰って来いなんて言うから…
だからちょっと昔の話ししただけだよ」
GC「…昔?昔って出会った時の事とか?」
JN「いや、それよりもっと昔の話し。
今日雑誌の取材で聞かれた
ファーストキスの話しで盛り上がっただろ?
だからAちゃんにも聞いてみたんだ」
そんな話しを聞いて「ヌナのファーストキスはいつだったの!?」
なんて聞くチャニの問いかけへの答えを見つけようとしてふと気付いた…
JN「そういえば…それは聞いてない」
GC「え?」
CN「なんだそれ、
ファーストキスの話しをしてたんだろ?」
JN「いや…まぁそうなんだけど…
Aちゃんの記憶に残ってるのは
ファーストキスよりも
おでこにキスされた事らしくて…」
SD「…おでこ?何それ」
CN「なんか可愛い話しだな」
BR「……」
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作者名：のん | 作成日時：2017年4月8日 21時
