296：遅い待ち合わせ ページ3
-ジニョンside-
廊下で偶然Aちゃんに会えたと喜んでたら“探してたんです”なんて言うから、
さっき寝顔を撮ったのがバレたかと一瞬ヒヤッとしたけどそれはどうやら違ったみたいで、
僕に会うために来てくれたんだと思うと舞い上がるくらいに嬉しかった。
Aちゃんから会いに来てくれたのは初めてで少し不思議だけど、最高の気分。
僕に聞きたい事っていうのは明日の仕事の予定だったみたいで、
レコーディングがあると答えたらなぜか落ち込んだ様子のAちゃん
「レコーディング…ですか……
それって…遅くまでかかりますよね…」
JN「え?うーん…そうだねぇ、
終わり時間は決まってないけど
遅くなる事が多いかな」
「ですよね…」
JN「どうしたの?そんな事聞くなんて」
「いえっ、大した事じゃないんです。
ただ明日ジニョンさんに会えたらなって、
そう思って聞いてみただけで…
あっ、でも忙しそうだから今度で大丈夫です」
少し照れながらそう言う姿にキュンとして、僕は何も言わずにAちゃんを抱きしめた
「えっ?ジニョンさんっ…!?」
JN「嬉しい…会いたいって言ってくれて」
Aちゃんからそう言ってくれた事が凄く嬉しくて喜ぶ僕に、
「大袈裟ですよ」なんて笑うAちゃん
JN「大袈裟なんかじゃないよ、
本当に嬉しいんだ…
それに…僕もAちゃんに会いたいな…」
会いたい…毎日でも会いたいと思ってる…だから明日どうにか会えないか考えてみたけれど、
レコーディングは何時に終わるのか自分でも分からないし、
何時になるかも分からず待たせる事は出来なくて僕はある提案をした
JN「Aちゃん…明後日はどう?」
「明後日…ですか?明後日なら会えますか?」
JN「うん。明日は何時に終わるか分からなくて、
ずっと待たせるのも悪いし…明後日なら
ちゃんと時間取れるから、どうかな?」
「はいっ!!会いますっ」
「会いたいです!!」なんて笑顔で喜んでくれるから、僕も嬉しくてたまらない
JN「じゃあ…どこで待ち合わせよっか?」
「BANADAはどうですか?」
JN「フッ、またBANADA?うん…でも
そこがいいかもね…だっていつも…」
「お客が少ないからっ!!」
JN「ハハッ、そうそう」
明後日はAちゃんと待ち合わせ、そう思ったら明日の仕事も頑張れそうだ…
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作者名：のん | 作成日時：2017年4月8日 21時
