313：宝物が増えた日 ページ20
JN「そうだAちゃん、これ…」
「なんですか?」
ポケットから取り出された小さな箱を受け取ると、「開けてみて」と照れ笑いするジニョンさん
「……うわぁ…かわいい…」
箱を開けるとその中には小さなハートが付いたネックレスが…
「これ…私に?」
JN「うん、Aちゃんに誕生日プレゼント。
この前は用意出来なかったから、
ちゃんと渡したかったんだ」
「ジニョンさん…」
誕生日にジニョンさんに会えて、今日は皆が祝ってくれた事だけでも本当に嬉しかったから、
わざわざプレゼントなんて無くても良かったのに…なんて思ったけど、
ジニョンさんが私の事を考えて選んでくれたプレゼントかと思うとやっぱり嬉しくて、
私の胸は幸せで一杯になった
「ジニョンさんありがとうございます…
すごく嬉しいです」
SD「ねぇA!!それ付けてみてよ」
CN「いいねぇ、見てみたい」
JN「付けてあげようか?」
「あっ…お願いします…」
ネックレスを手渡して私が髪を束ねると、スッと近づいたジニョンさんの腕。
ネックレスをつけるためだって分かってるのに近すぎるジニョンさんとの距離にドキドキする…
「どう…ですか?」
JN「うん、凄く可愛い」
GC「本当だっ!!ヌナに似合ってる」
SD「さすがヒョン!!センスいいね」
JN「Aちゃん色白だから、こういうの
似合うんじゃないかなと思って」
「あっ…ありがとうございます」
このネックレス…もう外せないかもしれない。
ジニョンさんがくれた初めてのプレゼントだから、ずっとつけていたい…
SD「ねぇ写真撮ろうよ!!写真!!」
そう言って自分のカメラを手にするサンドゥル
JN「あっ、いいね」
「じゃあみんなここに集まって!!」そんなサンドゥルの声で、私を中心に皆が集まった
CN「全員入りそう?」
SD「バロ!!もっとAの方に近づいて!!」
BR「え…あぁ…」
GC「皆入ってるかなぁ?」
SD「大丈夫だと思う!!
じゃあタイマー押すからね!!」
そう言ってシャッターを押し、急いで駆け寄ってくるサンドゥル
SD「ハイチーズ!!」
“パシャ”
結局一回目に撮った写真はサンドゥルが見切れてて、
2回目はシヌさんが枠に入りきれてなかったりで、何度も何度も取り直した記念写真。
これからはこの写真が私の宝物になりそう…
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作者名：のん | 作成日時：2017年4月8日 21時
