105・最愛の君へ ページ18
貴「一年前、藍ちゃんと離れてからもずっと…」
なんて言えばちゃんと僕の想いが伝わるのかわからない
貴「一度も藍ちゃんを忘れたことなんてなかったんだ。」
それでも…
貴「もう会うことは無いんだって言い聞かせても諦めきれなくて」
言葉にしなくちゃ伝わらないこともある
貴「自分から離れておいて都合がいいのはわかってる…それでも僕は…藍ちゃんのことが好きで」
伝えて初めて感じるんだ
貴「藍ちゃんともう一度会ってから…大好きって気持ちが溢れてきて……」
藍「うん…」
その人の存在と鼓動の温かさを
貴「ねぇ藍ちゃん…」
藍「ん？」
貴「藍ちゃんが好きだ……大好きなんだ………僕は…どうすればいいかなぁ…？」
藍「Aはどうしたいの？」
どうしたいかなんて決まってるんだ
貴「傍に…居たいんだ……藍ちゃんを傷つけることになっても僕は…藍ちゃんと居たい…っ」
藍「ありがとう(笑顔」
《ありがとう》なんて僕の言葉なのに
これはただ傍に居たいっていう僕のエゴなのに
藍「愛してる(微笑」
どうしてアナタはそんなにも優しい笑顔で甘美な言葉を囁くのか
貴「……っ」
藍「あぁもう…良い年して泣かないでよ」
そう言って可笑しそうに笑う
貴「藍ちゃ…」
涙の溜まった僕の目尻に藍ちゃんは優しく口づけて
藍「ん…」
僕の唇に１つキスを落とした
貴「藍ちゃん」
藍「？」
貴「大好き(笑顔」
藍「うん(微笑」
離れて初めて気付いてしまう
こんなにも大切な人なのだと
大好きな人と過ごす時間がどれだけ幸せなことか
この時僕は初めて実感した気がしたんだ
《あれ？男と男って…ありだっけ？》
ホントに好きならありなんじゃないの？
《ねぇ、まだ…好きなんです》
一度自分で勝手に諦めてしまった恋でも、素直な気持ちを伝えればほら…その先の道は１つに繋がってるんだ
下を向くより上を向け
後ろを見るより前を向け
立ち止まるより小さな一歩
どうせ倒れるなら前へ
届かずとも手を伸ばせ、その努力はきっと無駄にはならない
僕は僕で君は君。
別々の人間だから全てを理解するなんて当然不可能だ。
だから傷付けたり、ぶつかったりするけれど…それでも手を繋いでいこう
もう二度と離れないように、迷子にならないように
最愛の君へ
ーーー《愛してる》の一言を…………
・・・END・・・
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遥翔(プロフ) - とても感動しました。自信を持ってこれからも頑張って下さい (2014年5月18日 0時) (
レス) id: 234aea1d6c (このIDを非表示/違反報告)
春風紅葉(プロフ) - この小説で僕も色々考えさせられました(´∀｀)上手く言えないですが…この二人みたいに幸せになりたいです (2013年9月4日 1時) (レス) id: b1a181774f (このIDを非表示/違反報告)
イヴァン(プロフ) - てっちゃんさん» いえいえ…このままお楽しみください！ (2013年2月19日 21時) (レス) id: c8167b0a20 (このIDを非表示/違反報告)
てっちゃん - すみません!!早とちりしてしまいました… (2013年2月19日 21時) (携帯から) (レス) id: 8fafb1e24e (このIDを非表示/違反報告)
てっちゃん - ずっと藍ちゃんがいいです!!イヴァンさんの作品大好きです！ (2013年2月19日 20時) (携帯から) (レス) id: 8fafb1e24e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イヴァン | 作成日時：2012年11月4日 17時
