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瞬きを数回して頭を整理すると身を乗り出して桃葉を問い詰める。
『その話、私知らないんだけど』
桃「え？あんなに言いふらしてたのになんで知らないのよ」
『こっちが聞きたい！！』
呆れた視線を向ける桃葉に心外だと抗議を述べるがふと気づく。
『も、もは？』
桃「なに」
『それあいつの嫌がらせだよ』
なんだ、そういうことだったのか。
いちいち反応しすぎた。私。
桃「どういうこと？」
『私に彼氏ができないように言ってたの。それのせいで私は松村くんに…』
桃「松村？あぁ、高校の時片想いしてた」
『違う！松村くんに告られてる時に目黒が入ってきて…ぶち壊したの！』
桃「あー、、、そんなこともあったね」
さも遠い昔であるかのように桃葉は目を細めた。
忘れもしない、あの屈辱。
『あの陰湿目黒…』
桃「でも嫌いではないじゃん」
いつの間に食べ終えたのかデザートに手をつける桃葉を見つめた。
桃「Aのこと、嫌いだったら命張ってまで助けないでしょ。」
『そうなのかな…』
桃「目黒なんてもろそうじゃん。嫌いな奴はバッサリ切り捨てる。」
『よくわかんないけど』
とため息とともにこぼす。
あの男は時々酷く優しいめで私を見るから完全に拒否できないんだよね、
という言葉は飲み込んで。
と、その時
♪〜
『電話だ…』
桃「いってらっしゃーい」
私は鳴った携帯の画面を見つめながら「ごめん」と短く言うと、カバンを掴んで席を立った。
ひらひらと手を振るだけよ桃葉は相変わらずデザートに夢中。
ま、いいんだけどさ。私は三千円をテーブルに叩きつけると駆け出した。
こういう時、女って嫌だ。ちょっとヒールのある靴を履いていないと世間的にどーよ？って思われる感じ。
『走りにくいし、カツカツうるさいっ』
意味不明もいいとこだけど、言ってないとやってらんない。
昨日のことを桃葉に相談したく、無理やり時間をつくって外に来てみればこれだ。
周りの目も痛いし、足首も痛いし、長い髪もうざったいし、スマホの呼出音も止まらない。
私はカバンから乱雑にスマホを取り出し画面を睨みつける。
______________________________
着信 : 渡辺翔太
______________________________
渡辺翔太さん、とは。
同じ警務課の2期上の先輩。
先輩だし、やっぱ出ないとやばいだろう。
息切れする私は走りながら通話ボタンを押した。
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
