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『田中です』
深「『なんだ、動きがあったか？』」
『犯人のいる部屋の東隣の部屋に目黒と待機してます。数分前から言い合いが始まり、仲間割れしているようです』
深「『めんどうだな』」
『ややこしいことに1人は拳銃で脅しています』
深「『姿は見えるのか？』」
『いえ、見えていません』
深「『死なれても困るし…とりあえず機動隊が来るまで待て』」
『分かりました』
深「『康二のいる場所に機動隊が着けば…お、今着いた』」
何回経験してもこの独特な緊張感には慣れない
深「『康二たちは裏の建物にいるからお前らは2人で犯人たちの部屋の入口につけ』」
『拳銃は』
深「『許可する。機動隊が到着する前になにか起こったら躊躇せず乗り込め』」
『はい、了解致しました。』
深「『無理はするな、あと、見誤るんじゃないぞ』」
『はい』
本格的な乗り込み体勢に入ってきた。
ほんの少し外を見つめ、だがすぐに目黒の方へ顔を向けた。
『目黒さん』
蓮「こっちはますますやばいぞ、そっちは？」
『機動隊が着いたらしいので、私たちはそれを待ちながら入口に張り込めと指示が』
蓮「拳銃の許可は？」
『おりてます』
一応、とでも言いたげに確認を求めた目黒に頷いた。
まだ怒鳴り合う声が聞こえる。
蓮「もし乗り込むことになっても無理するなよ」
深澤さんと似たようなことを言った目黒は静かに窓を閉めた。
そして、、、
蓮「拳銃は持ってるよな？」
『バカにしないでください。そこまで抜けてません』
刑事ドラマのようにスカートの下の太ももにベルトで銃が潜んでいるようなことは、無く。
至って厳重にジャケットの下の腰あたりに防弾ベスト共存するように下げてあった。
普通、警察は拳銃を持ち歩いているが使用回数は私たちの課が断然上回っている。
カチャリと安全装置やら銃弾やらを一通り確認して目黒と目を合わせた。
全神経を統一して部屋から滑るように出る。
奴らはまだ言い争っているようだ。
蓮「(俺が前でAは後ろ)」
『(了解)』
ごくごく小さな声でやり取りをすると目黒は扉の前にしゃがみこむとそこに耳を当てた。
その後ろに私もひっつく。早く機動隊来ないかな。
いつになく弱気な考えに私はハッとすると小さく頭を振って邪念を払う。
だめだ、こんな気持ちは油断となる。
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
