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『め、目黒さん…』
向「何しに来てん」
向井さんは心底驚いたようにそう問いかけた。
目黒は相変わらずの笑顔を向けてくる。
蓮「なんか俺の方のパートナーが0時過ぎたらどこに張り込めばいいか忘れたらしくて」
向「そんなんスマホで聞いたらええやんか」
いつになく強気な向井さんに私は関心と疑問を覚える。
何を怒ってるのだろうか。
蓮「それもそうなんだけど」
そこまで言って言葉を切った目黒。
見間違いかもしれないがチラッとこちらを見た気がした。
蓮「パートナーも俺も康二の番号がわかんなくて」
向「はぁ、ふっかさん…ちゃんと登録してくれな困るわ」
そう言った向井さんは私を見て困ったように切り出した。
向「ごめんやけどAちゃん。」
『大丈夫です、行ってください』
ほんまにごめんな！と暗闇に消えていく向井さん。
そして残された私と目黒。
気まずい雰囲気が漂う。
そして目黒が口を開いた。
蓮「康二ってやっぱ馬鹿だよね」
『なっ…はっ？！？！』
いきなりで言葉にならない。
こいつは向井さんのいい所が見えないのだろうか。
蓮「だってありえないだろ、番号しらないなんて」
『え』
唖然。目黒の言葉に一瞬頭が真っ白になるが直ぐに思考を戻し目黒に目を向ける。
蓮「指定のスマホなんだからいちいち番号変わんねぇし1回登録したら知ってるのは当たり前じゃん、てか知らねぇとかありえないし」
ペラペラと男の口からつむぎ出される言葉に開いた口が塞がらない。
何故そんな嘘を？そんな嘘をつく理由はなに？
声に出さない疑問に目黒は答えた。
蓮「A、俺がいないと寂しいだろ」
ニヤリと妖艶な笑みをもらした目黒。
思わず反射的に顔が紅潮していく。
『べ、別に寂しくなんかありません！』
蓮「へぇ、まぁ別にいいんだけど」
その言い方にイラッときて反論しようとした時。
目黒の手によって口が塞がれた。
『ん！んーーー！』
蓮「馬鹿、静かにしろ。誰か来た。」
その言葉に私も抵抗をやめた。
背筋に冷たい汗が流れる。
犯人かもしれない。
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
